信仰が神の御言葉に伴わなければならない

 要約します。神の御言葉の本質的性質は、「神は霊である」という神の本質的性質と同じです。神は霊なので、神の御言葉も霊です。そして、伝達手段としての神の御言葉が、生ける言葉であるキリストの本質的性質を決定します。なぜなら、キリストを知るには御霊による以外にないからです。これまで述べてきたように、人々は自分の目でキリストを見たにもかかわらず、彼を理解することも、彼に聞くことも、彼を知ることもありませんでした。元来、キリストの実際の性質は、彼が霊的に何であるかです。パウロはこれを完全に明らかにしています、「かつては肉にしたがってキリストを知っていましたが、今はもはやそのような知り方はしません」(二コリント五・十六、アメリカ標準訳)。パウロは断言しているわけではありませんが、明らかに次のことを示唆しています。すなわち、キリストを知る私たちの知識は、今や、史的イエスを知る知識ではないのです。今から後、私たちは御霊にしたがってキリストを知ります。神の御言葉の実際の性質は、キリストが本質的かつ霊的に何であるかです。ですから、神の御言葉の本質的性質は、教会が霊的に何であるかでもあります。神は霊です。神の語りかけの手段・媒体は、御霊に従って知るキリストです。神の語りかけを盛る器――教会――は霊的です。教会として、私たちはこれによって試されます。私たちが聖書に聞く時、人々が書き記した言葉以上のものを聞いているでしょうか?神が与えて下さらない限り誰も聞くことのできない、さらに優ったもの、別のものを、私たちは教会として、聖書から聞いているでしょうか?私たちはこれを聞いているでしょうか?これが真実となるとき、教会は霊的力、霊的命を帯び、霊的に成長します。教会に言えることは、もちろん、その各肢体にも言えなければなりません。このからだの一人一人の肢体が霊的人物にならなければなりませんし、霊的誕生によってそうならなければなりません。「御霊から生まれた者は霊です」(ヨハネ三・六)。神の御言葉を絶えず実際に聞くには(とはいえ、神は主権をもって行動して、再生されていない人でも、御言葉を通して自分に語られていることを知ることができるようにして下さいます)私たちの内側で何かがなされなければならず、それを絶えず維持してもらわなければなりません。万物の背後に神と共に在るのは霊のものです。神はご自分を天然のものよりも霊のものに結びつけられました。これについてこれ以上述べるのはやめることにします。

 これには大きな違いがあります。また、神の御言葉は実際のところ何なのか、その可能性や潜在力はいかなるものなのか、そして、その偉大さの性質はいかなるものなのかを知ることが大いに必要です。主の助けによりこれをあなたが理解できるのかどうか、私にはわかりません。大切なのは口先だけの言葉ではありません。大切なのは神ご自身の衝撃力であり、その衝撃力は傑出しています。そこで、宣べ伝える時、聖書を読もうとする時、信仰が必要なのです。神の到来なしに宣べ伝えることもありえます。そのようなことがかなりあります。しかしそれでも、宣べ伝えを通して到来することを神は定められました。ですから、誰であれ宣べ伝える人にできるのは、ただ信仰によって宣べ伝えて、神の真理を宣言することだけです。宣べ伝える人は次のことを思い出さなければなりません。すなわち、神が主権的に働く必要があり、神が語っていることを神が各人に悟らせて下さることが必要なのです。人だけでなく神が必要です。数百人の人が集まるかもしれませんが、神の語りかけを聞くのはその中の一人かもしれません。私たちは神のこの主権にかかっています。神はほむべきかな、それはこのように働くのです!人々は言うことができますし、私たちも自分自身の霊的経歴を回顧して言うことができます、「私は聖書を十分よく知っていました。聖書を引用したり、解析したり、示すことができました。しかし、ある日、神は聖書を通して臨んで私を打たれました。その時から、私にとってとても馴染み深かった聖書は、新しい生活とまったく新しい立場の基盤となったのです」。神の御言葉の到来とはこういうことです。

 今日実際に必要とされているのは、神の御言葉の本質的・内在的偉大さを回復することであり、御言葉は神であって私たちに人格的影響を及ぼすという事実を回復することです。


「神聖な啓示の四大項目」完


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