この問題については、ヨハネとパウロが偉大な解説者であることがわかります。ヨハネは第一に御子としてのキリストを示しています。ヨハネは自分の福音書を一つの文章にまとめました。それによると、福音書に記されていることには、一つの目的があります。「それは読者が、イエスはキリスト、神の御子であることを信じるためであり、また、そう信じて、イエスの名によって命を得るためです」(ヨハネ二十・三十一)。ですから、ヨハネは御子としてのキリストを示しているのです。ヨハネの目的はこのパースンです。

 パウロも御子としてのキリストを示していますが、さらに先に進んでいます。すでに述べたように、これに優るものは何もありませんが、私が言わんとしているのは次の通りです。すなわち、パウロはさらに進んで、子たる身分の内容を開示しているのです。また、それに関連したある面があることを示しているのです。聖霊により私たちは子たちです。キリストは第一の者であり、長子です。そして(神性の要素を除いて)子たる身分という関係の中に私たちは召されています。子たる身分の意義――その内容、解き明かし、関連性、包括性――がパウロの大きなテーマです。

 さて今回、しばらくの間、この二つの点に専念することにします。ここで御言葉をいくつか引用しなければなりません。

「主はまた『あなたのために家を造る』と仰せられます。あなたの日が満ちて、あなたが先祖たちと共に眠る時、私はあなたの身から出る子を、あなたのあとに立てて、その王国を堅くするでしょう。彼は私の名のために家を建てます。私は永遠にその王国の位を堅くしましょう。私は彼の父となり、彼は私の子となります」(サムエル記下七・十一~十四)

「彼は私の名のために家を建てます。彼は私の子となり、私は彼の父となります。私は彼の王位を永遠にイエラエルの上に堅くします」(歴代誌上二十二・十)

「あなたの子ソロモンが私の家および私の庭を造ります。私は彼を選んで私の子としたからです。私は彼の父となります。私はその王国を永遠に堅くします」(歴代誌上二十八・六、七)

「私たちは、先祖たちに対してなされた約束の良いおとずれを、あなたたちに伝えているのです。神はイエスをよみがえらせて、私たち子孫にこの約束を果たして下さいました。それは詩篇の第二篇にも『あなたは私の子。きょう、私はあなたを生んだ』と書いてある通りです。また、神がイエスを死人の中からよみがえらせて、今や二度と朽ち果てることがないことについては、『私はダビデに約束した聖なる確かな祝福をあなたたちに与える』と仰せられました」(使徒十三・三十二~三十四)

「いったい、神は御使いたちの誰に対して、『あなたは私の子。きょう、私はあなたを生んだ』と言い、さらにまた、『私は彼の父となり、彼は私の子となる』と言われたことがあるでしょう?・・・しかし、御子については、『ああ、神よ、あなたの御座は、世々限りなく続き、あなたの真っ直ぐな杖は、あなたの王国の杖です』と仰せられました」(ヘブル一・五、八)



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