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 これが誘惑や罪のあらゆる働きに対する真の解決法です。恐るべき事に、人が自分のことを悪人と見なす時、その人は悪人になってしまいます。純粋な少女に「自分は堕落していて、もはや善人ではない」と信じ込ませるなら、その少女は純粋であろうとする意欲を失います。無謀にも罪の深みに落ち込んでしまいます。神の子供に、自分が受け入れられていることを疑わせて、御父の御顔を渋面で見るようにさせさえするなら、その神の子供は聖なる者になろうとする意欲を失い、不従順、落胆、罪に陥ってしまいます。

 才能のある人が二重人格者について描写して書いた不思議な物語があります。その二重人格者は、「自分は高潔な人間である」と信じている間は、高潔で真実な者となり、そのような者として生きます。しかし、それとは反対の考えに取り憑かれて、「自分は堕落している」と感じ始めると、そのように堕落してしまいます。「人は心に思う通りの者になる」。認めたことが現実に反映されます。ですから、神はこの信仰の原則を、個人の義しさと聖潔の原動力とされました。この信仰の原則は捕らえにくいですが崇高な力であり、人々を自分自身から神の命そのものの中に導くことができます。

 愛する人よ、よみがえりについて主から教わるよりも、私たちはすでによみがえらされていることを思い出そうではありませんか。私たちはキリストと共に死者の中からよみがえらされており、自分の無価値さやそれ以上に悪い状態という墓から復活させられています。そして、キリストと共に天上に座しています。御父は私たちのことを理解しておられ、私たちが自分のことを「キリストと同じような」者であると見なすことを許しておられます。

 私たちの姿勢が私たちの目標に影響を及ぼします。人々は自分の立場に基づいて生きます。高貴な生まれの貴族の子供の振る舞いには気品が漂っており、その表情は「自分は高貴な家系の者である」という自覚を帯びています。それと同じように、高い身分を持っていて、自分の高い天的な地位を自覚している人たちは、王国の子供たちとして歩みます。この章の残りの部分は、この極めて実際的な思想の効用にあてることにします。なぜなら、私たちはキリストと共によみがえらされたからです。ですから、それにふさわしく生きようではありませんか。


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