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 1.キリストは永遠のいのち――惑星が回転し、昆虫が羽音をたて、天使が歌うよりも前に、キリストは永遠のいのちでした。先述の御言葉の原文は、改訂訳よりも強調的であり、文字通りにはこう訳されます。「私たちはあなたたちにこのいのち、永遠の命を示します。それは御父と共にありました。そして、私たちに現されました」。二番目の御言葉はこの同じ思想をさらに詳しく表明します。「この方こそまことの神であり、永遠のいのちです」。イエスはいのちであり、あらゆるいのちは彼に由来します。自然界のいのちは、彼の創造的な力の流出です。精神や思想や知性のいのちは、彼の無限の心から放射されたものに他なりません。巨大な天体から極微の粒子に至るまで、宇宙を動かす力は彼ご自身のいのちです。なぜなら、「万物は彼にあって成り立って」おり、「私たちは、彼の中に生き、動き、存在している」からです。復活節のゆりの花の色彩、ヒヤシンスの香り、植物界の豊かないのちは、すべて彼に由来します。

 新生した人はみな、彼のいのちから生まれました。どの時代、どの土地の教会も、彼のいのちと力の新創造です。どの聖徒のいのちも、生けるかしらのいのちによって常に支えられています。彼のいのちは永遠のいのちであり、彼の中には決して涸れないいのちの泉、尽きせぬ豊かさがあります。これを知るのは実に素晴らしいことです。この「永遠」という言葉は、初まりも終わりもない存在という観念を伝えるだけでなく、より高度ないのちの領域に私たちを引き上げます。それは、目に見える一時的なものよりも、もっと高い水準に属するいのちです。その範囲は無限であり、その長さは果てしなく、無限の豊かさと輝かしい十全性をたたえた測り知れない大海原のようです。

 光り輝く永遠のいのちの中で私たちの前に立ち、「私は生きている者である。私は死んだことがあるが、見よ、いつまでも生きている」と仰せられるいのちの君、生ける方、神の栄光の御子をあがめましょう。

 2.現されたいのち――「このいのちが現れました」。この御言葉は、主イエスの受肉と地上生涯全般の物語を含みます。これはまた、ヨハネが福音書と手紙の中で頻繁に用いている「いのちの言葉(The Word of Life)」という語句の意味をも網羅します。この語句は、原文では「そのいのちの言葉(The Word of the Life)」となっています。ちょうど、言葉が人の思想の表現であるように、彼は私たちに対する神の御思いと御旨の表現であり、すでに存在していたけれども啓示されずにいた事柄の現れです。神は、書き記された言葉だけを私たちに与えるのではなく、生ける方を送って下さいました。そして、その実際の細部に及ぶ地上生活により、神の性格と人類に対する神の愛の御旨を示して下さいました。


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