バプテスマのヨハネの務めにも、「今や斧が木の根元に置かれている」という驚くべきメッセージが含まれていた。

 古いアダム族の木についてこれ以上実験を重ねるべきではなかったし、何世紀にもわたる検査を経ても野生の実しか結べなかった株から実を得ようとするべきでもなかった。「その木を良くせよ」が新しい合言葉であり、それを可能ならしめる唯一の方法は、その木に新しい命と性質を与えることだった。「肉から生まれるものは肉」であり、決して他のものにはなしえない。古い人は、新しい福音の下で、キリストと共に十字架に付けられるべきであり、高次の理想によって改善されるべきではない。「肉の中にある者たちは神を喜ばせることができません」。アダムの病毒がそれを妨げる。それを取り除くことはできない。

 ヨハネによる福音書のこの十章で、キリストは二つのことを述べておられる。

 ―キリストはその命を羊のためにお与えになる(一一、一五、一七節)。これは贖いである。
 ―キリストはその命を羊にお与えになる(二八節)。これは再生である。

 これとまさに同じ二重性が三章に見いだされる。羊は二重の無力さの下にある。彼らは律法の呪いと判決の下で「滅びつつ」あり、彼らの代わりに喜んで「呪いとされる」ことのできる方によって贖われなければならない。彼らはまた肉から生まれており、それゆえ肉の人にすぎず、神の王国を「見る」こともそれに「入る」こともできない。これについては再生以外に救済策はない。

 しかし、この二つの必要はまさに、神の愛の福音によって満たされる。人の子は滅びつつある者を贖うために十字架に上げられなければならない。そして聖霊は、自分たちの罪のために十字架に付けられた人の子を信じるすべての人に、神聖な性質と新しい命を分与される。


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