二.聖書を調べつつ、尋ね求めている信者

 前に挙げた事例では、信者は、自分が何らかの偶像にしがみついていないかどうか、勤勉に自分を吟味したものと仮定した。また、彼は神によって光で照らされて、自分の苦悩は主にサタンの悪意のためであり、自分の進歩を邪魔して、自分を通して表される神の栄光を傷つけようとする願望によって引き起こされていることを理解しているものと仮定した。

 この信者は、したがって、今や神に促されて、悪魔の狡猾な力を征服するために神が定められた方法を見つけたいと願いつつ、聖書を調べる。

1)教理的事実の探求

 以下のような教理的事実を彼は見い出す。

 エペ二・六。われわれの地位:キリスト・イエスにあって共によみがえり、共に天上で座に着いている。

 エペ一・三。この地位におけるわれわれの特権:「キリストにあって天上のあらゆる霊の祝福をもって祝福されている」。これはもちろん、「義、平和、聖霊にある喜び」(ロマ一四・一七)を含む。

 エペ六・一二。われわれの地位の近くにいるわれわれの敵:天上にいる主権者たちと権力者たち。彼らはわれわれの特権意識を奪い、われわれに自分の特権を享受させまいとする。

 エペ一・二〇~二二。キリストの地位:――すでに見たように、これはわれわれのものでもある――この地位はわれわれの敵の地位を遥かに超えている。キリストは死者の中からよみがえり、天上で御父の右に座して、すべての主権、権力、力、唱えられるあらゆる名を超えて遥かに高くされた。そして、万物は彼の足の下にある。

 エペ一・二二、二三。この輝かしい至高性におけるキリストとのわれわれの連携。「神は万物をキリストの足の下に置き、彼を万物の上にかしらとして教会に与えられた。この教会はキリストのからだである」。

 エペ一・一九、二〇。その結果、このようにキリストを高く上げたキリストに対する神の力の大きさは、われわれに対して行使されているものと同じである。「神の力強い大能の働きにしたがって、信じる私たちに対して働く彼の力が、どれほど卓越して偉大であるのかを知りますように。神はその力をキリストの内に働かせて、彼を死者の中からよみがえらせ、天上で御自身の右に座らされました」。


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