信仰の実である子たる身分

 私たちは命のこの自発的表現の四つを扱って来ました。今、五番目すなわちイサクにやって来ます。新約聖書の他の一つか二つの箇所だけ見てもらいたいと思います。ローマ八章に戻って二節と一四節を結びつけましょう。

 「キリスト・イエスにある命の霊の法則」

 「神の御霊に導かれている者たちはみな、神の息子だからです。なぜなら、あなたたちは再び恐れの奴隷とする霊を受けたのではなく、子とする御霊を受けたからです。この御霊によって、私たちはアバ、父よ、と叫びます。御霊御自身、私たちの霊と共に、私たちが神の子供であることを証しして下さいます。子供であるなら、相続人でもあります。神の相続人であり、キリストと共同の相続人です。私たちがキリストと共に苦しむなら、共に栄光を受けるようにもなります。」(ロマ八・一四~一七)

 つながりは最初から最後まで御霊であることがわかります。命の御霊、御霊によって導かれること、子とする御霊、私たちの霊と共に証しする御霊です。しかし、みな一つの特別なことと関係があります。間もなくそれを見ることにします。

 ただちにガラテヤ人への手紙四・五~七に向かうことにしましょう。

 「それは、律法の下にある者たちを贖うため、私たちが子たる身分の霊を受けるためでした。このように、あなたたちは息子なのですから、神はあなたたちの心の中に、『アバ、父よ』と叫ぶ御子の霊を送って下さったのです。したがって、あなたたちはもはや僕ではなく、息子です。息子である以上、キリストを通して神の相続人です。」

 「私たちが子たる身分の霊を受けるためでした」は、ローマ八章の節「子とする御霊」をほぼそのまま繰り返したものです。

 「また子たちに対するように、あなたたちに語られたこの勧めの言葉をあなたたちは忘れています。『私の子よ、主の訓練を軽んじてはいけません。主に責められる時、弱り果ててはなりません。主は愛する者を訓練し、受け入れるすべての子を鞭打たれるからです』。あなたたちは訓練として耐え忍びなさい。神はあなたたちを息子として取り扱っておられるのです。いったい、父に訓練されない息子があるでしょうか?(中略)その上、肉親の父は私たちを正すのに、なお彼を敬うとすれば、なおさら、私たちは霊の父に服従して生きるべきではないでしょうか?」(ヘブ一二・五~七、九)。

 命やその働きと関わりを持つことは難しくありません。ここでは、命が子たる身分の道筋に沿って働くことがわかります。これらの節はみな、命との関係において子たる身分を見せています。また、命の霊としての御霊を見せています。旧約聖書の型及び絵図であるイサク、この型である人物たちの五番目によって、私たちはこれに導かれます。

 イサクに関する素晴らしい御言葉が創世記一七・一九に見つかります。

 「そして神は言われた。『あなたの妻サラはあなたに息子を産むでしょう。あなたはその名をイサクと名づけなさい。私は彼と契約を立てて、後の子孫のために永遠の契約としよう』。」

 神はここで、イサクが神の経綸の中で何を表しているのかという問題に、はっきりと一度限り永遠に決着をつけています。私たちの前の黙想で、アブラハムによって示されている命の四番目の表現について述べた時、私たちは信仰を通して働く命、命の法則の一つの面である信仰を見ました。

 今、イサクに来ると、信仰の実である子たる身分があります。信仰はそれ自身が目的ではありません。信仰は働いて子たる身分に至ります。なぜなら、頂点に達したアブラハムの信仰によって、イサクは死の届かないところ、失うおそれがないところ、時間の及ばないところ、すなわち復活の立場の上に安全にもたらされたからです。さて、この子たる身分を取り上げてそれを見、その性質、性格を調べることにします。ここでは、命が子たる身分という観点から私たちにもたらされるからです。


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