さて、もちろん、こう述べるには注意が必要です。なぜなら、独立の悪について私たちは多くの事を述べているからです。私が全く別の領域の中で話していることが、お分かりになるでしょう。これをはっきりさせたいと思います。まず第一に、霊的独立の性質を帯びているものはすべて間違っています。私が述べているのは主の民の間でのことです。それは神の団体的法則――これはまた命の法則でもあります――を破ります。また、私は霊的なものの影響について述べているのではありません。私たちには霊的影響、霊的関係が必要であり、互いに助け合う必要があります。この事では決して独立してはなりません。他の人々の内にある神から出ているものについては、決して独立してはなりません。「私は自力で神と共に歩んで、神を知らなければなりません。他人から何も受けることはできません。私は誰も信用できません。私は自分だけの確信と信念により、一人で主と共に進み続けます」と言う人々もいます。これは大間違いかもしれません。自力で主を知らなければならないという姿勢の間、主は同じように御自身と共に歩んでいる他の人々を通して御自身を知らされることがよくあります。こうした間違った種類の独立は反対の働きをして、私たちは完全に欺かれてしまうかもしれません。というのは、私たちは他の人々と共に霊的に歩まず、私たちの孤独は神と共なる孤独ではないからです。それは確かに信念ではあるのですが、全くの欺きです。いま私が述べているのはこれとは別のことであり、天然の影響のことです。霊的な人々や神から出ている霊的事柄の霊的影響力のことではありません。神の御旨に至るには、こうした影響、助け、交わりが必要です。しかし、天然的要素の侵入という問題の場合――天然的要素がたくさんあるかもしれません。感傷、私たちに影響を及ぼそうとする他の人々の天然的愛情など――天然的要素が入り込んで私たちを神の御旨と分かっていることから引き離す場合、話は別です。それらの要素は神を知る知識から生じたものではなく、神と共なる親しい歩みから生じたものでもありません。他の人々を通して私たちに知らされる神の御旨ではありません。この場合、こうしたものを完全かつ決定的に退けることを信仰の命は要求します。そして、私たちの霊的命に関する限り、神のために、まったく神のために生きることを要求します。これがアブラハムに対する最初の試練であり、彼に対する命の法則の最初の適用でした。彼はあらゆる天然の影響にもかかわらず、神と共に出て行くのでしょうか?天然的考慮に影響されることを許さずに、自分自身の心の内で神の動きに応じるのでしょうか?

 長い間、アブラハムの場合、それは部分的なものにすぎませんでした。したがって、神の御旨は差し止められ、アブラハムは神の御旨の中を部分的にしか進みませんでした。第一に、彼は父親を一緒に連れて行き、そのせいで行き詰まりました。そして、彼の父が亡くなるまで、神の御旨に関してさらなる自由はありませんでした。天然的な血縁関係の影響がある限り、彼の生涯は遅らされました。しかし、これはみな外面的にだけでなく内面的にも適用されなければなりません。私たちの諸々の関係、私たちの家族についてだけ述べているのではありません。確かに、そのようなところで天然的な影響が私たちに及ぶかもしれません。しかし、これはそれ以上のものです。私たちの中にこの地上や天然に対する血縁関係や関わりがあります。私たちの中に、絶えず肉に諮ろうとするものがあります。肉的判断、肉的理屈、天然的知性の働きや影響があります。私たちはそれを押し戻して断ち切らなければなりません。復活の立場に達して命を知るようになる時、天然の命からのものはすべて後に引き下がらなければなりません。なぜなら、この命は本質的に信仰の命だからです。


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