天然の魂の命は偽りの命である

 ここで前の黙想で述べたことを再び強調しなければなりません。カインはとても宗教的な人です。彼なりのやり方でとても信心深い人であり、神を礼拝の対象として理解・認識していました。自分の労働の成果である畑や木々の実を見渡した時、彼はおそらく最善のものを摘み取り、最も完全なものを選び、何が神に相応しいのかに関する自分の最高の判断にかなう供え物を献げました。私たちはそのことのゆえに彼を誉めるかもしれませんが、彼がまさにそうした公算が極めて高いと思います。彼は携えうる最高のものを持って来て、その方法で神を礼拝しようとしました。そして、その道で命を求めました。しかし、彼の魂は暗くなりました。魂から出たあの行動、魂から出たあの力、あの動き、あの命、あの天然の命は、偽りの命だったことがわかります。この偽りの命が彼を誤導し、欺きました。そして、神に関する限り、何の出口も脱出路もない袋小路に至る道に彼を進ませました。それは偽りの、欺かれた命の導きであり、私たちのこの天然の命も同様です。それは偽りの命、欺かれた命であり、たとえ礼拝しているときでも私たちを欺きます。礼拝中、私たちは恍惚状態になりかけるかもしれませんし、大いに感情的になるかもしれません。礼拝中、本当の苦悩のように見えるものがあるかもしれません。私はそのようなものを見たことがあります。私は聖体祭や他の時に、南ヨーロッパや地中海沿岸の大聖堂や教会の中に入って、人々がまるで苦しんでいるかのような姿で床の上に広がっているのを見ました。聖体が上げられた時、人々は呻き、汗をかかんばかりでした。しかし、その半時間後には、彼らは路上で互いにナイフを使って喧嘩していたのです。これは偽りの命、欺かれた命であることがわかります。もちろん、これはその極端な表れですが、もっと別の形でこの同じものを見ることができます。誠実さは必ずしも本物とは限りません。私たちは識別しなければなりません。私たちは良かれと思っているかもしれません。カインもそうでした。しかし、彼は殺人を犯しました。私たちのこの命は欺かれた命であり、礼拝している時でも私たちを欺いて、徒労に終わらせます。


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