神癒は主イエス御自身によって与えられてきた祝福である、という結論に到達する時、われわれは利己的欲求によって支配されているわけではない――いかなる感情にも動かされていない。もう一度繰り返そう。信仰は証拠に基づいていなければならない。また、それを養い育むのに十分な強力な基盤に基づいていなければならない。

 われわれの信仰の基盤的働きについて考える時、それが体の癒しに関することである時、哀れな病人はみな喜びのゆえに叫ぶべきである。それは勝利をもたらす叫びである。それは壁を崩す喜びの賛歌である。神の御言葉の約束に基づいて、体の救いのために祈るのは、実に素晴らしいことだろう。そうする時、われわれはそのような感覚を覚える。しかし、イエスの贖いの務めを通してそれはすでに買い取られているがゆえに、われわれは体の癒しを受け取ることができる、と信じるのはさらに素晴らしいことである。

 神癒は疑いなく、主イエス・キリストの贖いの御業の不可欠な部分である。次にあなたが、あなたの教会の団体――それはキリストのからだである――を構成するあなたの兄弟たちと共に、あの聖なる食卓の周りに集う時、二、三のとても重要な問いを厳粛かつ誠実に自問してほしい。なぜイエスはぶどう酒とパンを区別されたのか?なぜ彼は、「これは私の血である」と言い、それからまた「これは私の体である」と言われたのか?その血は諸々の罪の赦しのために流されたのだとすると、同じ理由でその体も裂かれる必要があったのではないだろうか?「その血はあなたたちのために流されたものである」とイエスは述べられた。そしてそれに加えて、「この体はあなたたちのために裂かれたものである」と述べられたのである。

 贖いの意味のまさに核心にある言葉は、身代わりという言葉である。創世記から黙示録まで、聖書はこの輝かしい真理を告げる予型や本体で鳴り響いている。私が永遠に生きるのはなぜか?イエスが私の死を死んで下さったからである。私が御前で聖潔の中を歩めるのはなぜか?彼が私の罪をすべて負って下さったからである。不法という咎から私が贖われ、救われたのはなぜか?イエスがポンテオ・ピラトの裁きの間で私の咎を担い、私の諸々の罪を負って下さっただけでなく、それらを神の法廷の前でも負って下さったからである。

 「主にあって喜べ」と御言葉の中で使徒パウロによって指示されているのはなぜか?イエスがわれわれの悲しみをすべて負って下さったからである。現在の事柄について思い煩ってはならない、と指示されているのはなぜか?彼はわれわれの不安を取り除いて、将来のための御約束をわれわれに与えて下さったからである。

 彼が私の罪を担われた時、彼は私に彼の無罪性を与えて下さった。彼が私の咎を負われた時、彼は私に彼の聖さを与えて下さった。愛する人よ、もしあなたがその基礎の中から、身代わりと代贖というこの二つの輝かしい言葉を取り去るなら、贖いの教理に関する上部構造はすべて崩壊するだろう。これから必然的に次のことが導かれる。身代わりが罪からの解放に関して贖いの主要な教理だとすると、それは病からの解放に関しても不可欠な教理であるにちがいない。言い換えると――イエスがわれわれの諸々の罪の贖いのためにそれらを負われたことが事実である以上、彼は必然的にわれわれの諸々の病をも負われたに違いない。彼が諸々の病のために同じ方法で贖いをなそうとしておられた以上、そうであるに違いない。

 一つのことは大いに確かである――もし癒しが贖いの中に含まれないのなら、クリスチャンは癒しを特権として祈り求めることしかできない。しかし、もし癒しが贖いの中に含まれるなら、クリスチャンは癒しを遺産として要求できる。もし癒しが贖いの中に含まれないなら、癒しの問題は執り成しの問題になる。もし癒しが贖いの中に含まれるなら、それは受け取る問題になる。信仰が無ければどうして受け取ることができよう?いくら想像を広げても、信仰による以外、誰もこの祝福の受け取り手にはなれない。


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