次に、信仰は必然的に神を呼び求めずにはいられない。神が自分を呼び求めるのを待っていてはならない。あなたが神を呼び求めよ。多くの人々の家庭の中に神がおられないのは、彼らが一度も神を招いたことがないからである。神があなたのことを言い表わす前に、あなたが神を言い表わさなければならない。信仰は神を必要とする。それゆえ、信仰は神を呼び求める。

 天の無限の資源を自由に使えるというのに、自分自身の諸々の限界に合わせなければならないとは、われわれは何と愚かで、何と時間に縛られた哀れでちっぽけな被造物なのだろう。以前その道を一歩ずつ歩まれた御方が喜んでわれわれの傍らを歩んで下さるというのに、どうして許されていない道を歩もうとするのか?

 われわれの現代の教育機関のいくつかに通っている間に、不信仰という有害な毒を霊の血管中に注入されてきた若い男女のために、何と私の心は哀れみと同情で血を流していることか。あなたたちの教授たちを学校の外の芝生に連れ出して、草のちっぽけな葉を育てるよう彼らに求めよ。芽を出して収穫をもたらす人工の種を造るよう彼らに求めよ。夏の間ずっと着ていた緑のドレスを脱ぎ捨てて、秋の衣を着る際に、琥珀色の濃い色調で自らを美しく装う一枚の葉っぱを造るよう彼らに求めよ。一粒の小さな雪の結晶を形造るよう彼らに求めよ。あるいは、二十一日の代わりに十四日で自分の卵を孵すように雌鶏を説得するよう彼らに求めよ。

 ああ、邪悪なうぬぼれ――ああ、知的高ぶりの愚かさよ!世界最大の聖堂建築である聖ペテロ大聖堂を案内してくれた司祭は、その腕を円屋根の方に向けて、「これはミケランジェロが造ったものです」と言った。しかし私は歩いて外に出て、自分が目にした比類ない壮大な建物から離れ、星空を見上げた。私は遠いローマのバチカン市の歩道にいた。天の円蓋を見上げた時、壮大な聖ペテロ大聖堂は見えなくなった。そして、それが誇示する教皇の束の間の権力を私は忘れて、「この星空は私の主が造られたものです」と言った。そこには数十億の恒星が燃え輝いていた。天の無限の空間中に星々が散らばっていた。それはまるで、農夫が自分の畑に手で蒔いた種のようだった。宇宙はとても大きく、天体はとても巨大だった。そのため、この回転するちっぽけな地球は、それと比べると、色あせて意義を失った。しかし、この大きくて、巨大な、測り知れない、恒星や惑星からなる無数の星座は、無数の月や太陽と共に、その定められた予定通りの旅路の軌道上をひたすら進み続けているのである。

 それを理解しようとして頭を痛めてきたのは一人だけではない。次にあなたの尊大な教授がその弱々しい胸を突き出して、「この星々は所定の軌道を巡っているにすぎない」とあなたに言い、類人猿仮説について講釈を垂れたら、教授を外に連れ出しなさい。そして、世界中の知識人たちの頭脳を結集して、一枚の小さな葉っぱを育てるよう教授に求めよ。ただ神だけが木を造ることができる。あなたの教授は意見を述べることができる――しかし神だけが薔薇のつぼみを造ることができる。

 次に、信仰は跪いて神に叫ばなければならない。信仰は自己否定と自己卑下の谷間を歩いて下らなければならない。それは反対側にある神の啓示の山に登るためである。強くなるには、まず弱くならなければならない。満たされるには、まず空っぽにならなければならない。強くなった時、あなたは自分の弱さを喜ぶようになる。満たされた後、あなたは自分の空しさのゆえに神に感謝するようになる。再び言うが、こういうわけで使徒は自分の弱さを喜んだのである。


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