このように洪水がやって来た。このように理性がわれわれの学校や大学で王位に着き、信仰を投げ捨てたことがわかる。このように、当代の現代的説教者を責めるよう御霊によって導かれているように私は感じる。彼らは栄光の王に対して極めて反逆的であり、数万人の人々を霊的に暗殺しているのである。

 こうして、教会を信じる信仰を失った世を悪魔は笑っている――生ける神を信じる信仰を失った教会を嘲っている――そして両者を自分の燃える永遠の領域に招き寄せている。こうして、日曜劇場は混雑し、説教者たちは空っぽの会衆席を見つめつつ、手を握り締めて「どうすればいいのだろう?」と叫んでいる。こうして、自動車のサイレンが教会の鐘の音を掻き消し、高速道路は一杯なのに、神の家はほとんど空っぽである。

 こうして、教会はフィラデルフィアの頂上から山腹を転がり落ちて行き、遂には、傷つき、打ちのめされ、血を流しつつ、ラオデキヤの暗い悲惨な谷間に落ち込んだ。これを見る時、天使たちはその羽でその顔を覆う。

 しかし、この物語には別の面もある。そのゆえに神に感謝せよ!イエスは処女から生まれたことを信じる説教者たちがまだ数人いるのである――私はその一人である。救いはイエスがカルバリの十字架上で流された血によることを宣言する聖職者たちがまだ数人いるのである――私はその一人である。

 ダニエルがライオンの巣の中に入れられたことや、ヨナが大魚に呑み込まれたことを信じているがゆえに、愚か者、間抜け、馬鹿者と呼ばれることを厭わない人々がまだ幾らか残されている。私はその一員である。再暗黒の夜の彼方に光を見ていて、千年期の夜明けを宣べ伝える大胆さを持っている、福音真理の布告者がまだ数人いる。私はその聖なる群れに属している。

 これが、私がこの本を書いている理由である。こういうわけで、私は祈っている。どうかこの本が高校生の少年や少女たち、若い男女、人生のたそがれ時に近づきつつある年老いた男女の手に渡りますように――そして、彼らが自分たちの祖先たちの信仰にしがみつくよう、この本が助けと励ましとを与えますように。

 どの雲にも明るい面がある。われわれの時代の暗い影の背後には、光の衣が隠されている。

 ジェイムズ・ラッセル・ローウェルは、彼の詩「現在の危機」の中で、次のように述べている。

この大いなる復讐者はきりがないように思われる、
歴史書の頁はまさに記録する、
一つの死が暗闇の中で戦っていることを、
真理は常に処刑台の上にあり、
悪は常に王座の上にあることを――
しかし、この処刑台が未来を支配する。
そして、この知られざる薄暗がりの背後で、
神はその影の中に立っておられ、
御自分のものを見守り続けておられるのである。



オリーブ園クリスチャン古典ライブラリー 本館
オリーブ園クリスチャン古典ライブラリー 本館へ

コメント
トラックバック
トラックバックURL
コメントフォーム
管理者にだけ表示を許可する
プロフィール
カレンダー
09 | 2017/10 | 11
1 2 3 4 5 6 7
8 9 10 11 12 13 14
15 16 17 18 19 20 21
22 23 24 25 26 27 28
29 30 31 - - - -
全記事表示リンク
検索フォーム
個人のブログに関するリンク集
メールフォーム

名前:
メール:
件名:
本文:

電子書籍
Glorious Secret
ジェシー・ペン-ルイス
「栄光の奥義」


The Cross of Christ
アンドリュー・マーレー
「キリストの十字架」


ランキングサイト
にほんブログ村 哲学・思想ブログ キリスト教へ にほんブログ村 哲学・思想ブログ 聖書・聖句へ

人気ブログランキングへ ブログランキング

ブログのまどランキングへ ブログ王へ

ブログランキング【くつろぐ】

QRコード
QR
カウンター

Page Top
Powered by FC2 Blog | | Template Design by スタンダード・デザインラボ