次に、この同じ手紙の四章の素晴らしい御言葉がある(一ヨハ四・一六)。それについてウェストコット博士はこう述べている。「信者の性質は神の性質に同形化されなければならない。(中略)神の性質そのものから、必然的に次の結果が生じる。すなわち、自己を献げる生活が神との交わりの生活になるのである。(中略)『愛の中に住んでいる者』――この領域の中でその人の生活が完成される――は、『神の内に住み、神もまたその人の内に住まわれます』。このように愛の中に住んでいる者は、よみがえって天の位に達し(コロ三・三)、地上の働きを成し遂げるための、神との交わりの力を見出したのである」。

 霊的生活について深く学んでいるある人はこう述べている。「聖ヨハネがここで述べているのは、われわれの救いの方法ではないことを注意深く見分けなければならない。彼は手紙の受取人が救われていることを前提としている。その直前で何が述べられているのかに注意せよ。『イエスは神の御子であると告白する者は誰でも』――これは救いであり、この信仰の告白は救いである――『神はその人の内に住んでおられ、その人も神の内に住んでいます』――これは合一であり、信じて救われた結果である。この合一は御子との合一であり、御子による御父との合一である。(中略)『愛の中に住んでいる』というのは、とても力強い雄弁な言葉である。愛の住まいなのである。そして、この愛の住まいの約束はさらに素晴らしい――すなわち、神がわれわれの住まいとなって下さるのである。それから、さらに驚くべきことに――われわれは神の住まいとなるのである。愛の中に自分の住まいを築いた者は、神を自分の住まいとしたのであり、神もその人を御自分の住まいとされたのである」(ブライトンのジェームズ・ボーハン師)。

 神の愛のこの住まいの中で意志は自由になる。その時、「神が人の意志の要素となる」(デリチェ)。われわれの住まいが神であることを見出すことにより、外的制限という束縛は終わる。これは単なる理想ではない。経験できるものである!これは「キリストの満ち満ちた祝福」であり、それをわれわれは今生の地上でも知ることができる。真理・平安・愛は、精神・良心・意志以上に現実なのである。


オリーブ園クリスチャン古典ライブラリー 本館
オリーブ園クリスチャン古典ライブラリー 本館へ

コメント
トラックバック
トラックバックURL
コメントフォーム
管理者にだけ表示を許可する
プロフィール
カレンダー
05 | 2017/06 | 07
- - - - 1 2 3
4 5 6 7 8 9 10
11 12 13 14 15 16 17
18 19 20 21 22 23 24
25 26 27 28 29 30 -
全記事表示リンク
検索フォーム
個人のブログに関するリンク集
メールフォーム

名前:
メール:
件名:
本文:

電子書籍
Glorious Secret
ジェシー・ペン-ルイス
「栄光の奥義」


The Cross of Christ
アンドリュー・マーレー
「キリストの十字架」


ランキングサイト
にほんブログ村 哲学・思想ブログ キリスト教へ にほんブログ村 哲学・思想ブログ 聖書・聖句へ

人気ブログランキングへ ブログランキング

ブログのまどランキングへ ブログ王へ

ブログランキング【くつろぐ】

QRコード
QR
カウンター

Page Top
Powered by FC2 Blog | | Template Design by スタンダード・デザインラボ