「罪は律法を破ることです」(一ヨハ三・四)。

「不義はすべて罪です」(一ヨハ五・七)。

「ですから、あなたたちの死すべき体を罪に支配させて、その情欲に従わせてはなりません」(ロマ六・一二)。

「私の不義をことごとく洗い去り、私の罪から私を清めて下さい」(詩五一・二)。

「キリストが私たちのために御自身をささげられたのは、私たちをすべての不法から贖い出して、良いわざに熱心な特別な民を、御自身のものとして清めるためです」(テト二・一四)。

「私の魂を癒して下さい。私はあなたに対して罪を犯したからです」(詩四一・四)。

「私は彼らの背きを癒そう」(ホセ一四・四)。

「あなたたちのよく知っているとおり、あなたたちが先祖から伝統的に受け継いだあなたたちの空しい生活様式から贖われたのは、銀や金などの朽ちるものによるのではなく、傷もしみもない小羊の血のような、キリストの尊い血によります」(一ペテ一・一八~一九)。

「あなたたちを躓きから守り、あなたたちを傷のない者として、大いなる喜びと共に御自身の栄光の前に立たせることのできる方に、すなわち、唯一の知恵ある神・私たちの救い主に、栄光と威厳、主権と力が、今も、永遠に至るまでもありますように。アーメン」(ユダ二四~二五)。


 「あらゆる異端の根源は、罪に関する誤った見解にある」と言われてきた。贖いに関するわれわれの考えは、その贖いを必要ならしめた悪に関するわれわれの考えによってほとんど決まる。疑いもなく、逆もまた正しい。しかし、あの無限の犠牲に関する全き認識に向かって立ち上がりたいなら、われわれは罪の真の性質を、できるだけ完全に、理解しようとしなければならない。

 では、罪とは何か?悪の存在はあまりにも行き渡っていて普遍的なので、われわれはそれを、われわれの人間性から不可分なものと見なしがちである。しかし、罪はわれわれの人性を構成する本質的要素ではない。罪はもともと人の中に無かったこと、また、最終的に人が栄化されるときも人の中には無いことを、われわれは知っている。また、罪は人なるキリスト・イエスのうちに存在しない。しかしそれにもかかわらず、悪の存在以上にわれわれが自覚している事実は一つもない。われわれは至る所で罪に出くわす。すべての人がその荒廃をもたらす影響力を見ているし、感じている。罪は単なる想像の産物ではない。恐ろしい現実である。それは曖昧模糊とした陰ではない。現実の特別な悪である。

 またわれわれは、罪をわれわれの道徳的発展に必要なものと見なすべきではない。われわれの益となるよう罪を支配できること、罪をわれわれの霊的訓練に役立てられることは、疑いもなく真実である。しかし罪は、われわれの道徳的訓練や霊的成長において、必要不可欠な要素ではない。われわれは恵みが増し加わるために罪を必要としない。知識において前進したり、謙遜において成長したりするのに、われわれは罪の力の下にいる必要はないし、その染みによって汚される必要もない。

 罪の真の性質を学ぶために、われわれは罪を直視しなければならない。罪と自分の関係だけでなく、罪と神との関係をも見なければならない。われわれは神の無限の正義・聖さ・愛と罪の関係を凝視しなければならない。この光の中で初めて、われわれはその実際の性格を理解するのである。

 さらに、われわれは罪を多面的に考えなければならない。罪は途方もない悪なので、様々な観点から見ない限り、その真の性質に関する適切な観念を形成することはできない。罪には多くの面があるのである。

 しかし、どの側面から罪について考えるにせよ、その各面の特性は、神が罪のために備えられた治療法の中にある、それに適切に対応するものによって解決されることが分かるだろう。


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