キリスト特有の働きと僕たる身分

 次に、キリスト特有の働きと奉仕について二、三分見ることにしましょう。この区分は神が目指しておられる輝かしい目的から始まりますが、これに注目すると印象的だと思います。「見よ、わが僕(中略)彼は高められ、上げられ、ひじょうに高くなる」(五十二・十三)。最初から目的を見据えること、その目的がどのように成就されるのかを見ることは、常によいことです。五十三章のこの悲劇、この恐ろしい物語はみな――最後にどうなるのでしょう?さて、ここで神は目的を持って開始されます。彼は言われます、「これはこのような結末になります。事の成り行きにあなたはひどく悩み、落ち込むかもしれませんが、事の成り行きを告げる前に、私はあなたにその結末を告げましょう。この僕のパースンと働きを私は描写しようとしていますが、この僕は最後には高められ、高くなり、上げられるのです」。

 もちろん、この言葉は私たちをただちに新約聖書の偉大な御言葉、例えば使徒の働きの一章と二章、ピリピ人への手紙の二章に向かわせます。「彼は死に至るまで従順になられました」。「神は彼を高く上げて、あらゆる名に優る名を彼にお与えになりました。それはイエスの御名によって、あらゆる膝がかがむためであり……」。ヘブル人への手紙一章、「彼は高き所で大能者の右手に座られました」。これは将来の結末ではなく、すでに起きた結末です!このようにして、この恐ろしい物語が導入されます。「彼は……であろう」というこの句が何度も繰り返されます。「彼は高められるであろう……彼は上げられるであろう……彼はひじょうに高くなるであろう。……彼は自分の魂の苦しみを見るであろう……彼は満足するであろう」。これは最初から確定済みなのです。これが正しさの証明であり、主の御腕です!この悲劇がすべて起きたとしても――それにもかかわらず、それが輝かしい結末に至るよう、主の御腕は案配されるのです。「彼は……であろう」。何も起きていない時から――十字架や拒絶の前から――これは神のご計画の中で確立されているのです。

 あなたや私がキリストの奉仕のこの真の霊的諸原則にあずかるなら、私たちもまさにこのような結末を迎えるでしょう。結末がこうなるよう、神は案配して下さいます。「もし彼と共に苦しむなら、彼と共に栄光を受けることになります」(ローマ八・十七)。「もし耐え忍ぶなら、彼と共に治めるようになります」(二テモテ二・十二)。

 この問題がどのように導入されるのかに注目したので、今、キリスト固有の僕たる身分の物語について見ることにしましょう。


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