「主の御腕」という語句の意味についていくらか考えて、それは主の御旨とまったく一致している人々に与えられる助け、支え、主の御力を示すことを見たので、今、この質問をすることにしましょう。主のこの助けと支えの真の意義は何であると、神の御言葉は示しているのでしょうか?主の助けを受けることについて考える時、私たちは何を思っているのでしょう?

主の御腕とは何を意味するのか?

 私たちはみな、主の助け、主の支え、主の御力を得たいと願っています。主が私たちと共に、私たちの傍らにいて下さり、私たちのために恵み深い無限の御力を行使して下さることが、結局のところ、人生で最も重要なことです。これは私たちクリスチャン一人一人にとってそうであるだけでなく、教会や主の働き全体にとってもそうです。しかし、その意味が何か、私たちは実際に考えたことはあるでしょうか?私たちは何を期待しているのでしょう?私たちを切り抜けさせてくれる主の助け、私たちを運び通してくれる主の助け、道すがら倒れないように見守ってもらうことでしょうか?誰かが道ばたに怖がっている様子で立っており、踏み出して道を渡るのを恐れているのを見かけたとします。そのような時、私たちはしばしば腕を差し出して、「腕を組んで一緒に渡りましょう」と言います――腕!さて、この腕は助けであり、向こう側に渡るのを助けます。私たちが主に望んでいるのはこれだけでしょうか?私たちは主の御腕という言葉を常に使っているわけではありません。しばしば、それを別の言葉で表現します。私たちは恵み、豊かさ、他の多くのものを求めます。しかし、これはみな主の御腕に含まれているものです。私たちが実際に求めているのは何でしょう?

 さて、この助け、この主の御腕の意義は何であると、神の御言葉は示しているのでしょう?この質問に答える前に、私に少し次のことを言わせて下さい。これは極めて遠くまで及ぶ、適用範囲の広い問題です。今回、私はたんなる聖書研究をしようとしているのではまったくありません。ここに示されていることにはみな、とても広大な実際的背景があります。私の生活には毎日、ほとんど絶え間なく、クリスチャン生活の問題、諸教会の問題、クリスチャン関係の問題に対して、助けを求める訴えが寄せられます。時として、昼夜くまなく、ひっきりなしに、そうなのです。手紙――時には長大な手紙――が異なる場所にいる神の民の群れから届いて、それらの群れの嘆かわしい状況について知らせます。彼らは挫折し、制限を受け、失望して、行き詰まりと敗北さえも経験しています。それで、どうしたらいいのか、助言と忠告を求めてくるのです。この一連のメッセージを与える背景には、このような実際の差し迫った必要があります。この問題はとても実際的な問題です。この点を私は強調したいと思います。

 なぜなら、結局のところ、これは「主はどこにおられるのか?」という一つの問題に帰着するからです。「主はどこにおられるのか?」。ただこれだけです。どこに主を見いだすことができるのでしょう?主はどうすればはばかることなく私たちと共にいて下さるのでしょう?この問題には、次のさらに深刻な問題が含まれています、「主はこのことやあのことをどれくらい助けることができるのでしょう?――主はどれくらいこの問題に介入してそれを引き受け、御力を示し、力強くご自分を示してくださるのでしょう?」。これこそ真にこの問題全体の核心です。主は制限を受けていて、何か障害物があるせいで、これらのことを行えないのでしょうか?これが最大の問題です。ですから、今日、主がご自分の民、教会、働きのために力強い御腕を示される根拠を私たちは知り、理解しなければなりません。

 ですから、「主の御腕が現されることは、実際のところ何を意味するのか?」という問いを発する時、神の御言葉の中から二、三のことがわかります。それは御言葉のかなりの部分を占めているものであり、様々な形や表現でこの問いに答えるものです。しかしまず、ここでまた中断して、挿話としてこう述べたいと思います。すなわち、イザヤ書五十三章のメッセージこそ、あらゆるものに対する答えなのです!おそらく、私たちはイザヤ書五十三章を知っていると思い込んでおり、おそらく、それを暗唱することすらできるかもしれません。私は敢えて言いますが、この章について私たちはほとんど知らないのです。この章は全聖書中もっとも包括的な章です。真の霊的理解力をもってこの章を読むことができたなら、次のことがわかるはずです。すなわち、この一つの章は、私たちのあらゆる問いに答えるものであり、私たちの必要を満たすものであり、私たちのすべての問題を解決するものなのです!イザヤ書五十三章の中に全聖書が含まれています。以下では、この章の範囲内にとどまることにします。


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