理想の預言者学校

 理想的な「預言者学校」とは、霊の命を最も重視する学校です。この学校では聖霊が各人を取り扱われ、光、力、慰め、導きを得るために神の御言葉が必要とされます。御言葉によって生きようとするなら、御言葉は私たちにとって生けるものにならなければなりません。そして経験こそ、命と知識とが出会う場です。

 いかなる訓練センターも、知識と働きのための訓練しか与えないなら、十分なものとは言えません。霊の命に最も注意を払い、それをはぐくみ、それを導くものでなければならず、外からは決してなしえない働きのために、特に聖霊の臨在を求めてそれを守るものでなければならないのです。

 さて、以上のことをすべて述べたので、戻って次のことを理解しましょう。すなわち、原則として、使徒の働き一章八節が成就された時から、これが神の大能の働きの基礎だったのです。あらゆる豊かさを持つ十字架が聖霊によってこの最初の信者たちや証し人たちの生活の中にもたらされました。使徒たちの性格の変化には目を見張るものがあります。彼らは私心のない、謙遜で、恐れることのない、愛に満ちた、辛抱強く、忍耐強い者になりました。「地位」や「立場」、評判、名声、「成功」、人気等は、もはや彼らの奉仕の動機ではなくなりました。あらゆることで彼らがどれほど御霊によって導かれ、支配されていたのかに注目して下さい!弟子たちの内にある、あらゆる形を取る自己の命の縄目がこの火によって焼き尽くされる時、主は解放されます。主は十字架を通して個人的に解放されて無窮に至りました。それと同じように、主の十字架が主の僕たちの普段の生活の中に深く植え付けられる時、主はいっそう力強い働きを自由に行えるようになります。ああ、キリストが十字架に行かれた時、彼は私たちの罪(複数形)を担われただけでなく、私たちをも担われたことを、もっと十分早い時期に生活の中で見ることができていたら!キリストは罪人としての私たちを担われただけでなく、人としての私たち、説教者、教師、働き人、ありとあらゆる者としての私たちをも担われました。ですから、「今より後、もはや私ではなくキリスト」なのです。こうした資質の一つかそれ以上を十字架に付けられるのがあまりにも遅すぎた人たちも私たちの中にいます。そして死を通して、宣べ伝えは人間的レベルを脱却して、上から再生されなければなりません。他の事柄についても同じです。ああ、まさに最初からこの地点にある新たな群れが必要です!その時、神は新しいことを行うことができ、私たちは主の新たな解放を見るでしょう。主はご自分によって制約されているのではなく、僕たちの天然的な活動によって制約されているのです。こうした天然的活動が、垂直的方法ではなく水平的方法によって、つまり、十字架、復活、昇天、上からの降臨という道筋によってではなく、人間的道筋によって霊的事柄の領域の中にも導入されているのです。

 予型の時代には、最も厳格な律法が聖なる油による油塗りを支配していました。何度も繰り返して、「油を人の肉の上に塗ってはならない」と強調されていたのです。主は今日も同じように厳格であり、人の「肉」――人の自己の命――の上に御霊を臨ませることはなさいません。人の肉はすべて、まず血の力の下に来て、十字架にもたらされ、妨げるものが何もない道を御霊に与えなければなりません。最初の証し人たちは、イエスの御名を告げることにより、今生では何も得ることなく、すべてを失いました。感覚を少しでもなだめられるものは何もありませんでした。エルサレムの人々はとても早い時期にすべてを失い、広く散らされました。外側から、主はすべてを純粋に、自由に保たれたのです。しかし、主はご自分の原則、ご自分の当初の前提から離れることは決してありません。主はそうすることを許されさえするなら、ご自分の僕の霊と命の中にこの状態を造り込まれます。それは万事がご自分から出たものとなるためであり、「神がなさることはみな永遠に残る」ためです。麦粒の法則が確かに働いています。制約を通して拡大され、損失を通して獲得し、死から命が生じるのです。


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