いのちの敵が姿を現した

 この者は、主ご自身が言われたように、「最初から人殺し」であり、人殺しとしてずっと活動してきました。この者は、旧約でも新約でも、イエスの証しに召された者たちを一人残らず攻撃してきました。

 アベルは歴史上初めてこの証しを担った人でした。アベルの証しとは何だったのでしょう?血です!血というこの象徴の意義をアベルがすべて理解していたかどうかは、さしあたって気にしないことにします。しかし、神は血の意味を理解しておられました。神は血の意義を確立されましたし、歴史を通じてずっと血が神の方法でした。すべての献げ物に関する神の御思いをヘブル人への手紙の一節は示しています、「血を流すことなしに、罪の赦しはないからです」。罪がこの世界に入り込んだ最初の時から、神の御心によると血が鍵でした。アベルはこの血の証しの中に足を踏み入れました。この証しが意味するところの内容は、罪、死、人類、死の権を持つ者にまでことごとく及びました――そこで直ちにこの人殺しがやって来て、アベルを殺しました。アベルはカインによって殺されたのではなく、カインを通して殺されたのです。これまでずっとそうでした!後にアブラムが祭壇を築いて、供え物を裂いたとき、この戦いが始まりました。この出来事については創世記十五章を読んで下さい。荒い鳥が降りて来て、日が沈むまでアブラムはこれを追い払いました。すると、大いなる暗闇の恐怖が臨んで――それから主がやって来られました。この出来事は何と関係していたのでしょう?小羊と小羊の血の啓示と関係していました。小羊とその血により、アブラムの子孫はエジプトで四百年奴隷になった後、解放されるでしょう。主はアブラムに地上におけるご自分の方法について啓示されました。これは何のためだったのでしょう?エホバの証しのための人々を得るためでした。その人々は諸国民の間にいますが、諸国民から離れています。イスラエルはこの地上で、諸国民の間で、神の団体的な証しとなるべきものであり、血、流された血の原則に基づいて構成され維持されるべきものでした。地上で主の民によって団体的になされるこの証しの性質を、主が啓示するためにやって来られたその時、アブラムは大いなる闇の恐怖に襲われ、周囲の様子もがらりと変わって戦いの様相を帯びました。これはモーセ自身の場合にもあてはまります。エジプトで戦いがあり、彼の生涯を通じて常に戦いがありました。

 エリヤは祭壇を築いて、イスラエルの中に主の証しを維持するために立った時、攻撃を受けました。これもまたこの理由によります。エリヤがこの証しのためにカメル山上の自分の祭壇の側に立った時、この証しは確立され、その正しさが偽預言者たちに対して証明されました。いいえ、偽預言者たちと彼らの組織を生み出したあらゆるものに対して証明されたのです――彼らの背後には権力者がいました――それでイゼベルはエリヤの命を狙ったのです。サタンが無垢な赤ん坊を皆殺しにしたのは、モーセただ一人を殺すためでした。それと同じように、サタンが無垢な赤ん坊たちを虐殺したのは、主イエスただ一人を亡き者にするためであり、主イエスのカルバリを予見していたからなのです。このエリヤの場合、エリヤはイスラエルの証しのために立っていましたが、サタンは最も適任であるイゼベルを用いて、エリヤの命を狙いました。旧約でサタンは個人や主の民の群れを殺そうと何度も試みてきましたが、これがその理由です。エステル記ではハマンがユダヤ人を皆殺しにしようとしましたが、これがその理由です。その理由とは何でしょう?彼らが地上における神の道具だったことです。悪魔はこの人々の間にある証しを攻撃します。彼らは悪魔の標的です。彼らは証しだからです。主イエスのこの真の証しの中に、理論によってではなく聖霊の力によって立ちなさい。その中に真に立つなら、間違いなくいのちの敵がやって来ます。あなたが神の働きや自分自身の個人生活で経験すること、体、思い、霊の中で経験することはみな、これが原因です。私が述べているのは極めて途方もない厳粛なことです。それにもかかわらず、私がこれを述べているのは、正真正銘本当のことだからです。


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