現代の注目すべきいくつかの例

 主イエスを世界に証しする上で真に効力を発揮して実を結んだ運動や人々の記録が、私たちの前にあります。

 ここに、モラビア宣教団全盛期の驚くべき物語があります。彼らは最初の二十年間で、全プロテスタント教会が二百年かけて送り出した宣教士よりも、多くの宣教士を実際に送り出しました。彼らは閉ざされた地にも入り込み、その領域を網羅し、喜んで苦しみを耐え忍び、そのような人生を送っていのちをささげました。神の恵みが現されました。これを読むと、驚きと恥ずかしさをおぼえます。ある人は言いました、「もしプロテスタント教会のメンバーがこれと同じ割合で宣教士として出かけていたなら、外国で働く四十万の働き人の軍隊が出来上がっていたであろう。この数は、世界を福音化するのに必要だと考えられている数を圧倒的に上回るものである」。

 紙面が足りないので、残念ながら、この凄まじい物語のページを引用することは控えます。しかし、その原因は何だったのでしょう?

 第一に、十字架がこの人々の存在中にとても深く造り込まれていました。彼らの国は虐殺によって流血の地となりました。彼らは自分の家を追われました。迫害によって、彼らの人口は三百万から百万に減少しました。まさに、まったく絶滅させられてしまうかのような時もあったのです。この苦難の火の中から、火によって清められた群れが起こりました。彼らの身中には別の火が燃えていました。それは、主イエスを愛する情熱的な愛の炎でした。集会を持つことが後で可能になった時、この兄弟たちの集会は「上の部屋」の雰囲気で満ちていました。「自己のあらゆる形――自己意志、自己愛、自己利益、自己追求――は完全に除かれなければならない」という契約が結ばれました。霊の中で貧しくあることを彼らは追い求め、聖霊から教わることに皆が没頭しました。昼も夜も燃え続ける祈りの見張りが設けられ、交代制で一日丸二十四時間主を追求することにあてられました。「ほふられた小羊のために、彼の苦難の実を勝ち取ろう」が彼らの採用した標語でした。

 このこと自体が証拠です。ここでは、内側深くに造り込まれた十字架の御業が、主イエスに対する力強い個人的な愛という結果になりました。個人的考慮はなくなり、いかなる説得も必要ありませんでした。「教会――救われた人の群れ――がキリストにある神の情熱と愛の中に深くバプテスマされていないせいで、数百万もの魂が暗闇と死の中で苦しんでいる」と言う時、それは真実を言い当てているのではないでしょうか?


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