奥底にある飢え

 浅薄に見える人生の奥底で、われわれはあの園に戻ることを飢え求めてきたのではないだろうか?罪の恐ろしい結果を見るのに、あなたは聖徒である必要はない。心の中で罪を蔑んでいる哀れな罪人は一人だけではない。解放の瞬間を望んで夢見ている、習慣の鎖に縛られて苦しんでいる魂は一人だけではない。

 少し前に、私がモルヒネ中毒者の細い痩せ衰えた手を取った時、主の御霊は私に憐みの心を大いに与えられたので、私は私の堕落した兄弟のために悲しんで泣いた。彼もまた泣いた。

 「あなたがモルヒネを憎んでいるのと同じくらい、私もそれを憎んでいます」と彼は言った。そして物憂げに付け加えた。「昔ながらの私の田園の家で幸福な少年だった時に過ごしたように過ごせるなら、たとえそれが六ヵ月だけだったとしても、私の残りの人生を捧げます」。

 確かに、人類はこの「園」を失った。神は美しいものをたくさん造られたのに、人は醜いものの中に生き続けている。われわれは純粋なものについて知り尽くしているが、それでも、卑しいものや汚れたものの中に居続けている。われわれは愛の美しさを知っているが、それでも、心は憎しみと悪意と貪欲に満ちている。われわれはこの園を失ったのである!

 私は知っている。われわれの性質の荒っぽい外観の下には、麗しい園の中を再び歩きたいという願いがある。その園では、罪は征服されていて、死の恐怖はもはやない。われわれは花が撒かれた道に沿って歩むことを願っている。その道では神の御声が友人であるわれわれに語りかけるのを、われわれは聞くことができる。そのような園があるのであり、私はあなたたちをそこに連れて行くつもりである。ところで――奇妙なことに――その道は別の園を通り抜けるのである。


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