重荷を下ろせ

 例えば、神の子供は心配する必要がないことを、われわれのどれくらいが学んでいるだろう?明日のことを思い煩ってはならないと、彼はわれわれにはっきりと告げられたのではなかったか?雀たちを世話しておられるわれわれの天の父は、われわれも世話して下さる、と告げられたのではなかったか!心配する人は本当に聖められた人だろうか?その人は罪からは救われているかもしれないが、完全とは自己からも救われるべきことを意味するのではないか?

 そう遠くない昔のこと、気難しいおびえた小柄の婦人が集会中に立ち上がって祈りを求めた。彼女は神の聖徒であり、何年も彼女の主と共に歩んでいた。彼女の夫が亡くなって、彼女は世界で一人ぼっちになってしまった。そしてその時まで、彼女は何とかやってきていた。しかし今、抵当に入っている彼女の家を取り上げようとする人が現れた。彼女は助けを求めて「至る所」に行ったが、助けは見つからなかった。彼女は祈り、自分の重荷を主のもとに持って行こうと苦悩した。しかし、彼女は重荷を下ろさなかったのである!その代わりに、彼女は再び重荷を取り上げて、それを教会に持って行った。そして、重荷を持って行っては、また何度も何度もそれを持って行ったのである!

 われわれの諸問題を彼のところに持って行って、「主よ、これについて私には何もできません。あなたに信頼する以外に何もできません。そして、私はそうすることにします」と言う学課を、なぜわれわれは学ばないのか?その集会の後、私は彼女と少し話をした。彼女の神経質なヒステリーは彼女が信頼するすべを忘れている印であること、眠れない夜のせいで彼女は肉体的・霊的に消耗しつつあることを、私は彼女に告げた。彼女を愛しているキリストについて、そして、世界のいかなるものよりも確かな諸々の約束について、私は彼女に告げた。彼女はしばらく泣いていたが、その後、自己の終焉に達した。彼女は跪いて、自分の諸問題をきっぱりと主に委ね、重荷を下ろした。歌いつつ彼女は家に帰り、次に私が彼女に会った時、彼女は自分の物語を私に話してくれた。

 強欲な金貸しが定められた時に彼女の家にやって来た。そして、微笑んでいる神の子供が自分を待っているのを見出した。彼女は金を集められなかったことを彼に告白し、「あなたが何をすることを望んだとしても、私はそれを受け入れます」と言った。彼女の平安は彼を困惑させた!彼女の微笑みは彼の居心地を悪くした!最初、彼は彼女の告白を疑った。彼女の心配が消え失せていたからである。それは罠である、と彼は思った。そこで、彼女は何が起きたのかを彼に告げた。彼女は重荷を担って下さるイエスについて彼に告げた。御自分の子らに対する御父の顧みについて告げ、そして、心配していた自分の罪について、また、心配のせいで喜びを奪われることをどのように許容していたのかを告げた。それから、祈ったところ、イエスがどのように彼女の重荷を負って、彼女をして歌わしめて下さったのかを告げた。貸し手が目前の問題について彼女に思い出させたところ、「神の子供はこのような時こそ主を信頼するべきです!」と彼女は答えた。

休むことには報いがある

 話している時、彼女の目には涙が光っていた。その後、彼は彼女に、自分が少年だった何年も昔のこと、自分は主イエス・キリストを自分の救い主として知っていたことを告げた。月日がたつにつれて、彼はさまよって行き、彼の心は冷たく頑なになって行ったのだった。そこで彼は中断し、彼らは跪いて祈った。立ち上がった時、彼は微笑んで自分の手をポケットの中に入れ、借用証書を彼女に向かって食卓の上に広げて言った、「あなたは私に一つも借りはありませんが、私はあなたに借りがあります。自分には金が必要だと私は思っていましたが、自分にはそれ以上にキリストが必要であることが分かりました」。おそらく、帰りの道すがら、御声が「これらの私の兄弟たちの最も小さな者の一人にしたことは、私にしたのである」と内側で語るのを彼は聞くことができただろう。そうかどうかは定かではないが、私は次のことを確かに知っている。次の時に私が彼女に会った時、彼女は心から歌っていたのである。

「この世があなたに
 金銀を与えず、
 あなたが僅かな食物で
 暮らさなくてはならなくても、
 御言葉を思い出しなさい。
 彼がどのように小鳥たちを養っておられるのかを。
 あなたの重荷を主のもとに持って行き
 それをそこに下ろしなさい!」



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