ミュラーの物語

 信仰の使徒であるあのジョージ・ミュラーの生涯のある出来事の物語をあなたたちに話すことで、私の思想を最も良く描写できると思う。話によると、ある日のこと、彼の孤児院がまだ小さかった頃、食料貯蔵庫が空になった。供給が減り、子供たちの小さな口には食物が必要だった。小さな少年たちや少女たちは、遊んでいるうちに空腹になるのが常だったからである。彼は祈りのために使っていた部屋に降りて行った。その時、神の子供を連れて行ったのだが、その子のペンを通してこの物語が世に与えられたのである。

 ジョージ・ミュラーは自分の主の前に跪いて、必要なものを主に述べた。小麦粉の袋の数に言及することすらした。孤児院を維持して、小さな孤児の少年たちや少女たちに衣食を与えるのに必要なものを、彼は順番に一つずつ全て主に述べた。すると、想像しうる最も麗しい仕方で、彼は祈りを感謝に転じた。彼はイエスに、孤児たちは主のものであること、孤児院は主御自身の導きによって維持されてきたこと、自分の主が孤児院を顧みて下さることを自分は知っていることを告げた。立ち上がった時、彼は自分と一緒に祈っていた人の顔に向かって微笑んだ。

 確かに、必要は満たされた。もちろん、満たされた。彼は感謝を伴う祈りと嘆願によって、自分の願いを知らせた。自分の問題を恵みの御座の前に持ち出した。主は彼の必要を知り、ジョージ・ミュラーにはできないことをイエスが行われた。奇跡を行われた。必要を満たす手段を持っている誰かに、御霊の声で語りかけられた。そして日が沈む前に、孤児院の裏口に貨車から小麦粉の袋が降ろされたのである。

 あらゆる場合がこのような具合であるとは私は主張しない。しかし、私は絶対的に確信している。われわれの中には、地下室でひたすら求めることに多くの時間を費やすあまり、台車が戸口で答えを携えて控えている音を聞き逃す人がいるのである。


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