御霊に満たされた生活

 私の友よ、私は今日あなたに宣言したい。御霊に満たされた生活というものがあるのである。私が言わんとしているのは、われわれをキリストの模倣者とする霊で満たされることではない。人々は時々、好戦的な霊で満たされたり、何かに熱狂する霊で満たされることもあるが、そういうことではない。私が述べている御霊とはひとりの御方であり、知的存在であり、われわれ一人一人の生活の中である特定の務めをなさる御方である。人が聖霊のバプテスマを受ける時、それは聖霊に満たされることを意味する。聖霊の務めはとても明確で美しく、福音書の締めくくりの章でそのあらましが述べられているし、パウロの手紙の様々な箇所でも述べられている。聖霊がわれわれの体を所有する時、われわれが全く完全に聖霊に明け渡される時、われわれは別世界の中に生き始める。われわれは諸々の霊的器官を持つようになる。なぜなら、神の御旨がわれわれに啓示されるのはそれらの器官によるからである。慰め主なる御方は何と聖なる幸いな務めを、御霊に満たされた生活の中で果たして下さることか。あなたは「御霊はあなたたちにすべてのことを教えます」というイエスの御言葉を覚えているだろうか?あなたは聖書を開いて椅子の上に置き、あなた自身の静まった部屋で跪いたことがあるだろうか?あまりのも麗しくて甘美なため、蜜と天の息吹の芳香とで滴っている言葉を読んだことがあるだろうか?あなたの内側に住んでいる御方が生ける御言葉の隠れた宝をあなたの前に示して下さる事実を、あなたは意識したことがあるだろうか?そして最終的に、この聖霊に務めにより、あなたは喜びのゆえに叫び、神の素晴らしいあらゆる善良さのゆえに神を賛美するのである。

 しばらく前の、私が聖霊でバプテスマされた直後のこと、私は自分の部屋で一人で主を待ち望んでいた。私は、私の机の上から聖書を取って、それを開いて読むように、という御霊の直接的導きを感じた。聖書のページをパラパラめくると、ヨハネによる福音書の十四章が開いた。そして、この素晴らしい章の節を読み進んで行くと、とうとう「もし私が去るなら、私は戻って来ます」という御言葉に来た。突然、栄光の波が私の体を駆け巡った。私がこの御言葉を見ていると、それは私の目の前で緋色になるように思われた。再び私は「もし私が去るなら」という御言葉を読んだ。私は聖霊の動きを感じた。しばらく前に訪問する特権に与ったあの国に運ばれたかのようだった。私はオリーブ山の上にいた。そして向こうには、あまり遠くない所に、人々の小さな群れが見えた。その人々の一人は祝福された私の主だった。突然、私の仰天した目の前で、主が高く、高く、高く、昇って行くのを私は見た。最終的に主は私の視界から消え、天の草原に浮かんでいる真っ白な羊毛状の群雲で見えなくなった。

 涙が私の頬を流れ落ちた。自発的に私は聖書のページをめくった。すると今度は、使徒行伝が私の前に開かれた。私の友よ、それは一章十一節だった。涙目を通して私は読んだ。「ガリラヤ人よ、なぜあなたたちは天を見上げて立っているのですか?あなたたちを離れて天に上げられたこのイエスは、同じ有様で戻って来られます」。「同じ有様で」――「同じ有様で」。私の内なる声がこの句を繰り返し続けた。突然、輝かしい真理が私の待ち望んでいる心と思いの回廊中に充満した。この再臨の真理は私にとって真昼の太陽のように明らかだった。次の一時間も、私の教師である聖霊により、御言葉が相次いで私の存在の回廊中を行進した。神は通常の聖書の本文の大軍を集結させられた。そしてこの大軍が、かつて見たことのない衣をまとった壮大な観兵式の中、私の前を歩んだ。人生で初めて、「イエスは再来される、イエスは再来される」と私は叫んだ。その日私が読んだ御言葉は、それ以前に何回も読んでいたものだった。ああ、教えるために来臨されたこの祝福された聖なる御方の務めは、何と素晴らしかったことか。御言葉は新たな意味をまとったのである。この御方はキリストのものを受けて、それを私に啓示して下さっていたのである。


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