外に向かって、また、上に向かって

 主に贖われた神の子よ!あなたは、制限された人生の境界線の中にあなたを束縛してきた垣根を倒すことを、心の中で願ってきたのではないだろうか?信者の人生の中に御霊がやって来られたことですら始まりにすぎないことを、あなたは理解してこなかった!われわれが聖霊でバプテスマされた時、われわれは全てを受けたわけではなかった。これは極めて確実なことである!「自分はやり抜いた」という句をわれわれは用いてきたが、これは何という悲劇だろう!もし求めるものが顕現だけで、それ以上のものを求めないなら、どれほど多くのものを失ってしまうことか。もし興奮に基づいて生活し、感情の心地よい感触を求めるなら、どれほど多くのものを失ってしまうことか。われわれは主イエス・キリストを求めるべきである。キリストは聖霊でバプテスマされている御方である――そしてこの御方を通してわれわれは外に向かって、また、上に向かって進み、永遠の無限の栄光の領域に至るべきである。この栄光を与えることを神は待っておられる。

 人なるキリスト・イエスのうちにおられたのとまさに同じ御霊が、キリストにある全ての人に与えられる。聖霊は、イエスに対してそうだったすべてのものに、あなたや私に対してもなることができる!この輝かしい真理で永遠の御言葉は脈打っている。言い換えると、われわれ全員が利用できるようにされていない資源は主にはない。しかし、それらの資源に向かって身を伸ばして、われわれの永遠の神の恵みによってそれらを所有する代わりに、われわれは無頓着なことに「幼稚園」的人生経験で満足してきたのである。われわれはまた、事物の上辺に基づいて生きてきたのだが、それらの事物は与えられた日に初期の目的を果たしたにすぎなかったのである。

 さて、誤解しないでほしい。これらの事物は、その日、その時は、神の御旨の中にあった。しかし御霊が与えられたのは、われわれをあらゆる真理の中へと導いて案内するためである。しかもわれわれは、「それゆえキリストに関する初歩的な教えを後にして、前進して成熟した成人になろうではありませんか」(ウェイマス訳、ヘブル六・一)と勧められている。われわれはこれらの「第一原理」を軽視しないし、それらがもたらす祝福や、当時与えられた光や理解力をけなしもしない。つまりは、それらははしごの横木にすぎなかったのである。このはしごはわれわれを外に向かって、また、上に向かって導いて、さらに偉大な啓示と、主と主が啓示して下さる御旨とに関するさらに深くて豊かな理解力へと至らせるものだったのである。

 この受肉の経綸における神の意図を、われわれは垣間見ているのではないだろうか?われわれが、われわれの主のように、自己の命を捨てることを実行しようとしさえしていれば!神性がわれわれの人性と一体化したのは、人性が神性と一体化されるためである。

 イエスが人と一体化された時、それは人がイエスと一体化することを可能にするためだった。これは確かに驚くべき発言だが、それからの逃げ道はない!彼はあらゆることで彼の兄弟たちのようになられた。それは、あらゆることで彼の兄弟たちが彼に似た者となるために他ならなかった。これは二重の一体化であり、一方は他方と同じく完全である。神にあってキリストがそうだったものに、人はキリスト・イエスにあってなることができる。

 思い出そうではないか。誰でもキリストの中にあるなら、その人は新創造である!古い性質は脱ぎ捨てられて、神の性質がその座に着いた。問題は、われわれがこれを神学以外の方法で受け取ることに失敗してきたことである。われわれはこれを信じてきたが、これを受け取ってこなかったし、これを適用してこなかった。これを聖書の中に見てきただけで、それに関して何もしてこなかった。われわれは新しい故郷と新しい御名について多くの歌を歌ってきたが、新しい性質を着ることについては少ししか実行してこなかったか、あるいはまったく実行してこなかった。しかし、新しい性質を得ない限り、新しい御名や新しい故郷をあまり享受することはできない。


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