新約の教会では、どの賜物も現されなければならない。御霊の賜物の一つ一つが働かなければならない。この諸々の賜物の働きにより、聖霊がなしたい働きを成就することが可能になる。聖霊のバプテスマを受けた後、われわれは御霊御自身の来臨を祈り求めたのと同じ熱心さで、われわれの務めを効果的なものとするのに必要な賜物を祈り求めなければならない。すべての人が同じ賜物を持つわけではない。ある人にはある賜物が与えられ、別の人には別の賜物が与えられる。一コリント十二・四~十一を読むことにしよう。

「さて、賜物は様々ですが、同じ御霊です。務めには違いがありますが、同じ主です。働きは様々ですが、同じ神であり、すべてのものの中で働いてすべてのことを行われます。しかし、御霊の現れが各自に与えられているのは、全体の益となるためです。すなわち、ある人には御霊によって知恵の言葉が与えられ、他の人には同じ御霊によって知識の言葉、また他の人には同じ御霊によって信仰、また他の人には同じ御霊によって癒しの賜物、また他の人には力あるわざ、また他の人には預言、また他の人には霊を見分ける力、また他の人には様々な異言、またある人には異言を解く力が与えられています。しかしすべてこれらのものは、一つの同じ御霊の働きであって、御霊は御旨のままにそれらを各自に分け与えられるのです」。


 聖霊が来臨されたのだから、われわれは意のままにすべての賜物を行使して働かせることができる、と信じるのは何という過ちであることか。来臨の時に御霊が一つの賜物を与えることは可能である。御霊は一つ以上の賜物を与えることすらできる。しかし、御霊を受けたからといって、必ずしも賜物のどれか或いは全てを受けたことにはならない、という事実は残る。諸々の賜物を祈り求めるようわれわれは命じられている。熱心に切望するよう命じられている。「祝された与え主が、われわれのために備えておられる賜物を与えて下さいますように」と、われわれは主の御前で真剣に求めるべきである、と私は心の底から信じている。繰り返そう。諸々の賜物の一つ一つが教会の中に働いていなければならない。コリントのこの教会に何が起きたのか?どうしてパウロはこのような手紙を書いたのか?これに関して思い出してほしい。「この諸々の賜物は皮相的なものであって、コリント人たちは偽りの霊によって取り憑かれているのです」とは、パウロは決してほのめかしていない。事実、この諸々の賜物は神に属することをパウロは強調しているのである。

 しかし、肉が忍び込んでいた。人の願望が神の御旨に取って代わろうとしていた。御霊に導かれる代わりに、彼らは御霊を導こうとしていた。彼らの間に分裂が入り込んだ。「共に組み合わされる」代わりに、教会は分けられつつあった。彼らは町の中で新しい働きを始めつつあった。牧師に向かって激怒し、言うことを聞かない者になり始めた。その結果、魂の救いに関しては何も成就されなかった。ケパに従う群衆もあれば、パウロに固執する別の分派もあり、その他にもアポロを好んで彼に従うことを欲する群れがあった。パウロ、ケパ、アポロには各自の務めがあった。パウロはコリント人たちが犯した過ちのゆえに彼らを叱責した。「キリストは分けられたのか?」というパウロの問いかけの言葉には何という意味が込められていることか。一つに結ばれたからだの必要性を、彼は彼らに印象づけようとしている。彼らがキリストのからだである事実、そして、神がイエスの中に住まわれたように、神はキリストのからだである教会の中に住むことができるという事実を、パウロは強調しようとしている。


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