過去を回想して執筆している今も、私は霊の中に立っている。私は私の主が私を導いて下さった道を振り返っている。カナダと合衆国での諸々の集会の光景が見える。それらの集会では、神の恵みにより、たった一月のうちに一万人もの人々のために祈る特権に私は与った。心に堅く刻み込まれた諸々の経験がなければ、そのようなことは誰にもできない。ある集会では、雰囲気は張り詰めた困難なものかもしれない。祈りは空しく思われ、勝利をもたらそうとする努力も失敗したように思われるかもしれない。すると、栄光の波と聖霊の力の奔流が観衆全員を天の門に引き上げるのである。

 そのとき、私は天のそよ風が私の頬にキスするのを感じた。そして、観衆が霊の中で引き上げられて、「これは私にとって天のようです」と実際に歌うのを私は見た。このような集会で私が強調したのは次の偉大な真理だけだった。すなわち、人自身は「空中の権」の前では無力であり、主ご自身の臨在と力の顕現と証拠がなければならない、という真理である。

 救い主は「私がいなければ、あなたたちは何もすることができません」と言われた。時々、われわれは愚かにも、「ああ、私にはできます。私には信仰があるからです。私は信仰を用い、行使し、信仰によって物事を成就することができます。なぜなら、『信仰があるなら、山々を移すことができる』と御言葉が述べているからです」と答えてしまう。そのような答えに対して私は言おう、「先に行って、試してみなさい。そして、結果がどうなるのか見てみなさい」と。

 信じる者には全てが可能である。しかし、あなたが何を信じているのかが重要である。恵みと神聖な分与がなくても、自分は山々を移すことのできる力を持っている、と信じることは実に危険である。自分自身の力で、そしておそらくは自己の義に基づいて、そのような企てを試みた多くの人々を私は知っている。しかし、喜びではなく悲しみが彼らの分け前だったのである。


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