ジェニー・フラー夫人はオベルリン大学の卒業生で、優秀で、鋭く、聡明だった。この土地のどの宣教団体の役員会や講壇も、彼女のおかげで光輝あるものになったにちがいない。だが、彼女は御声を聞き、インドに向けて旅立った。彼女はすぐに立ち上がって向かったのである。彼女はインドで二十年過ごし、その祈りは強力だった。しかし、彼女は日曜学校を一つ受け持っていただけで、生徒の半数は罪人であるだけでなく、他の人々を迷わせようと決意しているように思われた。フラー夫人は助けが必要なことを感じた。彼女は私の愛する弟と、個人的友人である、オハイオ州オベルリンのO. M. ブラウンを知っていた。この愛する弟は二つ以上の宣教団の支援を引き受けており、この弟に彼女は手紙を送ったのだった。この手紙は日曜日の晩に弟に届き、弟はそれを自分の書斎に持って行った。この手紙は十分なものであり、弟は祈ることにした。この神の人は、この六人の遊女が回心するという確信を得るまで、決して祈りを止めなかった。弟が祈り終えたのは土曜日の晩の九時であり、インドでは日曜日の朝九時だった。ちょうどその時、日曜学校の生徒たちが集まった。そして、この六人の少女は一人一人フラー夫人のところに真っすぐ歩いて行き、彼女のことを母と呼んで、「わたしたちは神を欲します」と言って、その朝のその授業で全員回心したのである。この少女たちのうちの四人は現地の説教者の妻になった。

 清純さ以外のあらゆるもので覆われた、小さな、シラミだらけの、汚れた子供を彼女が引き取って、自分の肩マントでその子を包み、自分の家に連れて行って世話するのを見よ。ここで文明と異教、上品さと退廃が邂逅する。彼女を死に導いたのは二十年にわたる過労であった。ああ、十字架の英雄たち、私は彼らの物語を読むのが好きである。彼らについて考えるのが好きである。彼らのために地を祈りで取り巻くのが好きである。

 かの悪名高いイギリス人の強盗であるウッドストックのことを考えてみよ。彼は極めて大胆な犯罪を試みて何物も恐れなかった。神は、ちょうどあなたたちの中の数人を召されたように、彼を召された。彼はアフリカの中心に行った。彼がジャングルを突き抜け、沼を渡り、葡萄の木でできた浮き橋で川を横切るのを見よ。彼は三百マイル徒歩で進んで、自分の駐屯地を一周した。死ぬ時に彼はこう言った。「ああ、落ちて行く私の外套を拾ってくれる人が必要だ」。ここには、私の父と同じように宣べ伝えに召された白髪の人々が確かにいる。父は七十歳になるまで真に救われることはなかった。父は生きながらえて八十八歳になったが、数千の人々と同じように自分のチャンスを失ったのである。

 上品なイギリス人の若者であるジョージ・アトレーは、開拓宣教士としてアフリカに召された。ある日のこと、彼は暴徒に直面した。彼は十発の弾が詰まったウィンチェスター・ライフルを身に付けていた。彼は立ち上がって、暴徒たちをよくよく見回した。そして、「もし自分が彼らを殺せば、私の任務は彼らに殺される以上の損害を被ることになる」と決意して、屠り場に引かれて行く小羊のように進んで行った。彼の遺体が収容された時、彼のライフルも一緒だったが、薬室には弾がすべて詰まっていた。これは現実であって御伽話ではない。

 ある宣教士がかつてパサデナにあるわれわれの家に泊まった。彼女は翌朝早く旅立って、数時間後に亡くなった。私は彼女の部屋に入り、そこで両手を上げて子供のように泣いた。彼女はそこにおらず、亡くなって数時間たっていたが、栄光に輝く麗しい道を後に残した。その栄光が本当に大気に満ちていたので、宣教者がその影響を受けて子供のように泣くほどだったのである。あなたは何かを為したくないだろうか?この状況に目覚めよ。罪の山々が平野に広々と広がっている事実に目覚めよ。この罪の山々は福音の光の閃きを一つも見たことのない人々でことごとく覆われているのである。


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