自然の力のいくつかは何とゆっくり進むことか!木では、樹液からつぼみ、花、実が生じる。種から、葉、穂、十分に実った穀粒が生じる。地は混沌とした廃墟と暗闇の巨塊であり、「御霊が水の面を覆っていた」と述べられている。母鳥がゆっくりと自分の巣を抱くように、命の御霊はこの状況を覆っておられた。すると、秩序と命が暗闇と死の光景を変え始めたのである。

 多くの事例でもまさにそうである。御霊はある頑なな人の暗い心を長いあいだ覆われる。これが癒しが遅れるいくつかの事例の理由かもしれない。つまり、忍耐を育むためである。御霊は今、あなたの弱った病の体を覆っておられるのかもしれない。そうだとすると、いつの日か命が生じるのである。われわれの霊的性格を高めるには訓練が必要である。どうやって訓練を受けるのか?安逸や安楽によってではなく、長引く試練を耐え忍ぶことによってである。海岸のこれらの美しい小石を丸くて滑らかなものにするのにどれくらい時間がかかったのか、あなたは知っているか?何世代もかかったのであり、何百万回も繰り返し転がされたのである。かつて、これらの小石には尖った角があった。自然界の何らかの激変で崖から引き剥がされたからである。

 「どんな状況でも満足することを私は学んできた」と使徒は言った。一度に全部学んだのではなく、「学んできた」のである。「満ち足りること、飢えを忍ぶこと、富むことや欠乏を忍ぶことを私は教わった」。精錬業者は、るつぼが熱を放って輝いている間、その前に座り続ける。溶けた金の表面に自分の顔が映るようになるまでである。われわれは忍耐して待つだろうか?神の学校以外のどの学校でも、われわれは磨き上げられることを覚悟する。霊的性格を磨き上げることには、とまどいや実習がつきものである。

 チャルマース博士は死にかけている不信心者を二十四回呼んだが、二十四回玄関でぶっきらぼうに断られた。しかし、二十五回目の時、扉が開いて、その瀕死の人は「二十四回断られても立ち続けるほど、私の魂を気遣ってくれる人にお会いしたい」と言った。

 何年も前のことだが、運河の工事で、極めて硬い造りの花崗岩の岩層を貫通する必要が生じた。作業員たちは最終的に「やめて」しまった。岩がとても硬くて、それに傷をつけることが全然できなかったからである。給料が上がっても、翌週、彼らはまたもや「やめて」しまった。給料が倍になっても、為す術のない所で働くことを作業員たちは断固として拒絶した。新しい人たちが雇われたが、二、三日後、監督は偉大な技術者であるブリンレー氏のところに行って、「ブリンレーさん、これは無駄です。あなたは自分の金を浪費しているのです」と言った。ブリンレー氏は言った、「その岩を叩くと転がりますか?」。監督は答えた、「いいえ」。ブリンレー氏は言った、「あなたがその岩を叩くと動きますか?」。監督は答えた、「いいえ」。「その岩を叩くと埃が立ちますか?」。監督は言った、「はい、わずかな埃が出ます」。ブリンレー氏は言った、「叩き続けなさい」。勝利はこの忍耐強い粘り強さの所産だったのである。


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