先に述べたように、キリストはまさに万民が必要とする救い主である。人類が一般的に必要としている第一のものは知恵であることに注意せよ。「何かを自分たちによると考える資格がわれわれにあるわけではありません。われわれの資格は神によります」。「知恵に欠けている人がいるなら、その人は神に求めなさい」。われわれが求める時、神の答は御子である。私の御子を仰ぎ見て、その話に耳を傾け、その理念を理解せよ。そうすれば、あなたは真の理念を知るだろう。罪、救い、創造、天と地、あなた自身、あなたの由来、将来の可能性について、御子の教えを受けよ。父である神、奥義中の奥義に関するキリストの考えを知れ。そうすれば、時間の中でも永遠の中でも持ちこたえる知恵――反対者の口を封じる知恵――を得るだろう。批評家の糧になった旧約聖書の節、キリストがその上に油塗りと神聖な霊感をお与えにならなかった節はほとんどない。

 二番目の必要は憐れみである。これは唯一の道である御霊の中にのみ見つかる。神は裁きに満ちているように憐れみにも満ちている。しかし、その愛するひとり子のパースンによらなければ、決して人類に憐れみをお与えにならない。「キリストはすべてのすべてです」。キリストはわれわれの義である。キリストは憐れみを与えて、裁きを回避して下さる。憐れみにより、われわれを釈放して下さる。天の銀行でわれわれの信用を再確立して、御自身がわれわれの保証になって下さる。

 唯一の道であるキリストは、彼御自身のバプテスマ――聖霊のバプテスマ――によってわれわれを聖めて下さる。聖めは一つの経験であり、聖潔は道徳的状態であり、聖霊はパースンである。この経験によって、われわれは聖潔の状態の中に入る。これは神の働きであり、したがって瞬間的である。聖潔の状態は聖霊の持続的臨在によって永らえる。

 唯一の道であるキリストは、「私は道であり、真理であり、命です」と言われた。少しの間、「道」というこの言葉について考えて、この道を知ることがどれほど大事かを見ることにしよう。嵐の中で迷子になった人は、家に帰る道を見つけるためなら大金を払うだろう。間違った道を進んでいたことが分かった時、その人はどれほど怪訝に感じることか!海で航路が分からなくなった船の船員は、港への道を知るためなら持ち物全部を与えるだろう。山で迷子になったことに気づいた若者がいた。彼は自分が聖められていないことを思い出して、神が道を見つけるのを助けて下さるなら真っ先にこの恵みを求めることを神に同意した。一日後彼は救出され、翌日曜日にわれわれの祭壇のところに真っすぐ歩いてきて聖められた。キリストが強調して教えておられるように、彼は暗闇から光へ、地から天へ至る唯一の道である。


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