Pilgrim Holiness Advocate 誌 十九巻―― 一九三九年二月十六日 ―― 七号

「これを聞いた時、彼らは激怒して、使徒たちを殺す相談をした」(使徒五・三十三)


 キリストとその十字架のメッセージは罪人たちの心を刺し貫いて、しばしば彼らの内にいるすべての悪魔を呼び覚ます。第二の祝福の真っ直ぐな証しほど地獄の敵意を呼び覚ますものは何もない。御父の経綸の下では、人々は当時の現実に対する証しのゆえに迫害された。御子の経綸の下では、人々は神のキリストの当時の生ける現実に対する証しのゆえに迫害された。聖霊の経綸の下では、聖霊を受けたことを証しする時、人々は憎しみを受け、多くの迫害が起きる。

 ダニエルとヘブル人の若者たちは、モーセの律法を守って偶像を拝まなかったために迫害された。キリスト来臨後、モーセに従ったために迫害された人は誰もいない。ユダヤ人はモーセに対する自分たちの忠誠を誇り、モーセの経綸の慣習を変えようとしているとしてイエスを非難した。今の聖霊の経綸の下では、聖霊、聖潔、全き聖めについて何も言わなければ、キリストを告白してもあまり迫害はない。

 数々の教会組織の大きな集会や会議が、大都市で開かれる。彼らは石やれんがの破片で侮辱されたことのない者たちである。しかし、聖霊のバプテスマによって全く聖められたことを告白しようものなら、険悪な空気になって、地獄が吠え猛るのである。他方、都市の中には、集会の特別な組織の名と共に「ようこそ!」という言葉が記された看板が飲み屋の扉にすら掲げられる所もある。今日も一世紀と同じである――義と真の聖潔ほど不敬虔な者が憎んで迫害するものは何もないのである。

 使徒たちが「主は聖霊を与えて下さった」と言った時、それは彼らの心を突き刺して、彼らは使徒たちを殺すことに決めた。律法の博士でありパリサイ人であるガマリエルは立ち上がって、少しのあいだ使徒たちに退出するよう命じた。それは、彼が人々に向かって話をするためだった。彼は、「あなたたちは自分のしようとしていることに注意しなさい」と言った。彼は人々に思い起こさせた。チューダが自分のことを偉人のように誇って、四百人が彼に従ったが、彼は殺され、彼に従った者たちもすべて滅んだことを。その後、ガリラヤのユダが立ち上がって多くの人々を引きつけたが、彼もまた自分に従った多くの者たちともども滅んでしまった。「もしこの働きが人からのものなら、無に帰するでしょう。しかし、もし神からのものなら、あなたたちはそれを打ち倒すことはできません」。この発言は深遠な真理である。しかし、キリストの福音は怒りを買っただけでなく、憎しみと迫害を受けたのである。この人が述べたことに人々が同意したかのように思われた後でさえ、彼らは大いにいきり立っていたため、使徒たちをたっぷりと鞭打たずに去らせることはできなかったのである。それから、「イエスの名によってこれ以上教えてはならない」と彼らは使徒たちに命じた。使徒たちは、御名のために辱めを受けるのに相応しい者と見なされたことを喜びつつ、議会の前を去った。「そして日毎に、宮で、またすべての家で、彼らは絶えずイエス・キリストについて教え、宣べ伝えた」。


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