使徒パウロは大いなる知性の持ち主だった。その先天的能力は批判する者たちを上回っていた。しかし、彼は自分の知的能力を軽視して、「私の資格は自分自身の何かによるものではなく、神による」と言うほどだった。彼の後天的能力と学問的教養は、彼のすべての敵を凌駕していた。しかし、彼は自分の肩書き――神学博士、法学博士、哲学博士――をすべてゴミ箱にやってしまった。「こんなものはキリストの王国の題材になりません。出来が悪く、重荷です。私はそれらを損失と見なします!」「実に、私はキリストを勝ち取るために、すべてを損失と見なします」。彼の雄弁さは非常にずば抜けていたので、邪悪な王たちや総督たちは王座の上で震えるほどであり、その中には説得されてクリスチャンになりかけた者もいた。しかし、彼の雄弁さはゴミ山に送られたのであった。なぜなら、「私は卓越した話や知恵を携えてあなたたちのところに来たのではありません。私の話や宣べ伝えは人の知恵による魅惑的な言葉によるものではなく、御霊の現れにより力をもってなされたのです」と彼は言っているからである。だから、今日人々が誇ることを好んでいる少なくともこの三つのものを、パウロは糞土の山に送ったのである。

 多くの説教者は町のボロ収集人のようにゴミ溜めに行き、肩書きを拾い集め、全く似つかわしくない肩書きを身に付けている。私は人がまったく相応しくない「既成の肩書き」を身に付けているのを見るよりも、むしろ全然似合わない靴下やネクタイを身につけているのを見たい。もう一度この偉大な人の、「しかし、私自身には、われわれの主イエス・キリストの十字架以外に、誇りとするものは断じてあってはならない」という言葉を聞け。


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