神の王国は、この世の諸宗教とは少しも同じではない。神がご自分をひとりの聖なる神として啓示されるのは、ただ御霊の働きによってであり、敬虔さや学識がいくらあろうと、それに代わることはない。神の御子、イエス・キリストは、天にではなく、この地上に生きておられる。たとえ、目立っていなくてもそうである。ここに私たちの希望がある。

 復活した方は、人々をご自分に引き寄せることを願っておられる。それゆえ、ある特定の信仰告白の宣伝活動には、まったく関心がない。あなたは立ち上がって、この福音を示さなければならない。人々が何ものだろうと、福音は万民を照らす。

 イエスの出身は卑しかったこと、彼は卑しい者のために来られたことを、決して忘れてはならない。見晴らしの良い彼らの立場から、イエスは世界を照らされる。贖いに対する期待、社会や国々の癒しに対する期待、神が地上に天の王国をもたらしてくれるのを望む願い、資本家たちが大衆を奴隷のように扱うのをやめることを望む希望――これにより、私たちはみな、つつましい踏みにじられた人々の心と一つになるのである。

 彼らは、たとえこれまで神を求めてこなかったとしても、神の王国という言葉の意味を理解するだろう。

 私の見るところ、神の怒りがキリスト教圏に押し寄せている。これはまさに、驕り高ぶったヨーロッパ文化や敬虔なキリスト教がこの人々に押しつけられてきたためであり、それと同時に、彼らがさげすまれてきたためである。私たちはみな――人々が私たちのことを異教徒と呼ぼうが、クリスチャンと呼ぼうが――神に属している。これを忘れることは、頭が硬くて暗愚であることに他ならない。これは嘘つきの霊から発している。ローマ人が皇帝によって損なわれたのと同じくらい、ヨーロッパ文明全体が損なわれている。ヨーロッパ文明は、世界の他の部分を汚れたもの、搾取の対象と見なしているのである。

 どうしてこんなことが立ち行くだろう?神は介入して私たちの目を開かなければならない。私が知る助けは唯一これだけである。この世の君がこれ以上勝利するのを許してはならない。この世の君は、勃興する人類を、すでに何度も踏みにじって汚泥の中に突き落としてきた。このようなことをこれ以上許してはならない。


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