2.この合一の性質、基礎、計画

(a)その性質

 その性質は、いま述べたような関係を遥かに超えたものです。この関係の性質は本質的に霊的です。つまり、霊の合一なのです。「主に結合されるものは一つ霊です……」。「……神を礼拝する者は霊の中で礼拝しなければなりません……」。なぜなら、「神は霊」だからです。ですから、この合一は霊の合一です。これは他のいかなる種類の合一よりも深いです。これ以上深く進むことはできません。これが人の最も深い性質、人間存在の最も現実的な部分を決めます。それは、神から見た人の根本的な部分、すなわち霊です。

(b)その基礎

 その基礎は命です。これこそヨハネが明らかにしていることです。福音書では絵図によって、手紙では直接的な言葉で明らかにしています――「……神は私たちに永遠の命を与えて下さいました。この命は御子の中にあります」。「御子を持つ者は命を持ちます」。これが、私たちの関係は御父と御子との関係である、という基本的宣言を述べた御言葉です。この関係はまさに彼の命を持つことであると説明されています。神との合一の基礎は、新生のときに神ご自身の命が私たちに与えられることです。この基礎の上に神はすべてを建て上げ、この基礎に基づいて神はすべてを勘定されます。そうでないところでは、合一に関する限り神は何も行うことができません。

 神のすべての御旨に達してそれを実現するために、神は御自身の存在のまさに本質である、まさに御自身の命を人の中に注入しなければなりません。神は霊的で永遠の普遍的御旨を天然の命に基づいて実現することはできません。聖書が大いに明らかにしているように、人自身の天然の命は神の御旨達成の基礎には決してなりえません。神の命だけがそれをなしえます。このように、その希望をすべてかなえるために、神はまず第一に御自身の基礎を据えなければなりません。神の希望は御自身の命の中にあります。私たちの命の中にはありません。神は御自身の希望の基礎を新生の時に内側に据えます。そして、この基礎に基づいて御自分のすべての御旨を進展させ、すべての御旨を成就させます。

 この命は光をもたらします。この光は命です。命がなければ光はありません。光は本質的です。なぜなら、人は意志を持たない被造物ではなく、一つの命の基礎に基づいて神と賢く協力することによって、神の諸々の御旨を成就するよう定められているからです。ですから、光が必要です。もし私たちが光の中を歩くなら、私たちは交わりを持ちます。ですから、合一の基礎は命であり、命は光という結果になります。これによって、また従順がもたらされます。

 御自身との霊的結合をもたらすこれらすべての働きにおいて、御言葉がその道具であることがわかります。命は御言葉によって臨みます。光は御言葉によって臨みます。創造の初めにあたって、被造物を御旨のために御自身との生ける合一にもたらすにあたって、御言葉が第一にその道具でした。再創造もしくは再生にあたっても、それは御言葉でした。「初めに言葉があった」。最初は常に御言葉です。こういうわけで主イエスは、「私があなたたちに話す言葉は霊であり、命です」と言われました。ですから、生ける御言葉による命と光が神との合一の基礎なのです。


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