さらに、これは天の使者による解放だった。この使者は「私の困難は私の王座である」と言わんばかりに石の上に座していた。神に感謝すべきことに、天の使者たちがこの地上に来て下さるのである。聖書の数箇所では、彼らはこの地上に生きているように描写されている。イエスは「彼らは上り下りする」と言われた。すでに彼らがこの地上にいると言わんばかりである。まず地に下らなければ、どうして上ることができよう?御使いたちは「仕える霊であって、救いの相続人に仕えるために遣わされ」ているのである。いかなる困難にもかかわらず、彼らは今日われわれの周りにいる。「主の御使いたちは主を畏れる者の周りに陣を張る」。

 確かに、あの安息日の朝、ローマの警備兵以外に他の軍隊がそこにいたのである。その軍隊は、十七万五千人の敵がたった一日のうちに倒れた時にエリシャが見たものだった。この軍隊は列を組んでわれわれを取り囲んでおり、われわれの振る舞いを見つめている。そして、われわれが助けを必要とする時はいつでも、われわれを助けて守るために遣わされる。間一髪逃れた経験を思い返せないクリスチャンがいるだろうか?何らかの恐ろしい事故で死ななかった理由の説明がつかない状況を思い返せないクリスチャンがいるだろうか?あなたがまさに滅びの淵に立っていた時、神の御使いが丁度よい時に来て、あなたの世話をしてくれたのである。われわれのどれほど多くの者が過去を振り返ってそのような時のことを思い出せることか。罪人だったときでさえ、そうである。なぜ地獄に落ちなかったのかわからないほどである。罪人だった時でさえ、神は聖なる御使いにわれわれを守らせて下さった。われわれが説教している間に、もしこの聴衆の中の罪人から神の保護が取り去られるなら、彼らはたちまち地獄に落ちるだろう。一人の人がどれほど多くのことを乗り越えて生き残るのか、あなたはこれまで注意したことがあるだろうか?そうしたことの一つがその人を殺してしまう、とあなたは思ったのだが、何物もその人を殺せないようである。しかし最終的に、ある日、小さな出来事が起きる。その出来事は全く大したことではなく、その人が過去に何度もくぐり抜けて来たものである。だが、その出来事でその人は死んでしまうのである。ああ、かつては神がその人を守り保護していたのである。その人の不法の杯はまだ一杯ではなかった。しかし、御使いたちが退く時がやって来て、その人は死んだのである。人が死の境界を越える時、命の糸を断ち切ってその人を地獄に送るのは雑作もないことである。その人が主に立ち返る望みはもはやない。ああ、われわれは将来起きること、まさに自分に臨もうとしていることをほとんど知らない。しかし、御使いたちの群れが聖徒たちと共にいる。また、一時の間、差し止めて保護するある力が罪人たちを覆っている。そのことのゆえに罪人たちは立ち止まって神に感謝すべきである。地上でわれわれと共に旅するよう遣わされている御使いの群れに感謝できるよう、神がわれわれを助けて下さいますように。私は時々、御使いたちの翼を感じられそうなことがある。極めて厳しい試練を通っている時に、そう感じることがある。まるで地獄がわれわれに向かって吠え猛っているように思われるのだが、主の御使いたちはわれわれの額を扇いでくれる。そして、われわれを幸いにしてくれるものが世の中に何もない時でも、われわれは言いようのないほど幸せになる。あなたが神を得る時、聖霊とペンテコステを得る時、あなたは上なる天に結ばれ、御使いたちはあなたの世話をすることを保証してくれる。神に感謝すべきことに、われわれのキリストは石を転がすだけでなく、われわれを引き上げて諸々の困難を乗り越えさせることができるのである。


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