数週間前、私はコロラド州のデンバーにある精錬所を通った。人々が荷台に積んだクリップルクリーク(アメリカの都市、訳注)の鉱石を大きな溶鉱炉の中に放り込んでいる所から私は見学を始めた。鉱石の他に石灰、石、他の物質も混ざっており、それが何トンもあった。鉱石は黒ずんで汚れており、あまり金のようには見えなかった。人々は取鍋が満たされている所に私を連れて降りた。巨大な取鍋が半トンもの美しい流れる金属で満たされているのを見て、「ああ、これは素晴らしい!」と私は言った。人々は「全然良くありません」と言って、それをゴミ捨て場に送った。何百トンも捨てては、それを鉱滓と呼んでいた。溶鉱炉を開けて白熱した流れる金属を数百ポンド流し出しては、それでも依然として「これはただの鉱滓だ」と言っていた。私は「金はどこにあるのですか?」と尋ねた。人々は私を反対側に連れて行って、小さなたらいを私に見せた。そのたらいの容積は半ガロンほどに見えたが、半分も満ちていなかった。「ここから金がとれるのです」と人々は言った。「これで全部ですか?」と私は言った。長い時間待った末に、ようやくその小さなたらいが一杯になって、鋳型一つ分になった。金の精錬業者のことを考える時、私は何トンもの鉱滓のことを思わずにはいられない。そこからは二、三匙の金しかえられないのである。これから私は昔のことを思い出した。私が溶鉱炉をくぐり抜けて全く聖められた時のことである。私は分離する火のことを覚えている。その火は泥や鉱滓が驚くほどあること、そして金はほとんどないことを示してくれた。一つまた一つと、私の心の中の偶像はその炎の中に送られてゴミ捨て場に運ばれた。救うべきものは何もないように私には思われた。火の下にある時、あなたはこのように感じるのである。聖霊のバプテスマは体積を大いに減らすが、価値を大いに高める。本物は火に耐える。燃やせば燃やすほど、ますます良くなる。燃やすことで金を損なうことはできない。ああ、愛する人よ、われわれが望んでいるのは燃え尽きないものである。裁きが到来しようとしている。可燃物をすべて滅ぼす試みが到来しようとしている。救われない限り、火が臨むことは決してない。救われる前に火が臨んでいたなら、われわれを全く滅ぼしていただろう。しかし、再生はわれわれに新しい性質、不滅の性質を与えてくれた。だから、神はこの火を第二の祝福のために差し控えておられるのである。神がわれわれに神聖な性質を与えて下さる時、われわれは燃え尽きることはない。神が火を燃やしたとしても、それは可燃性のものからわれわれをすっかり解放するだけである。金が一匙しかないのを見るのはとても恥ずかしいことだが、鉱滓がなくなったのを感じてほっとするのは素晴らしいことである。神に栄光あれ!われわれの身の回りにある燃え尽きてしまうものをすべて、神はいま望んでおられる。地上で吹き分ける者の火をくぐり抜けたことがあるなら、死後地獄の火はわれわれを捉えることはできない。われわれが欲しいのは偽物の金ではなく本物である。燃やせば燃やすほど、ますます良くなるものである。小さくなればなるほど、ますます価値が増すものである。誰が耐えられよう?絶対的に神に明け渡した人々以外、誰も耐えることはできない。何か一つでもしがみついているものがある限り、自己を否定しない限り、あなたは決して耐えられない。

 愛する人よ、自分自身のことを話すのをやめて、神のことを話すようにしようではないか。神をたたえよ。そうすれば神はあなたに誉れを与えて下さる。裁きが到来しようとしている。ガブリエルがラッパを吹き鳴らそうとしている。世界は火のバプテスマによって聖められようとしている。われわれは燃え尽きないもので建てなければならない。木や草や刈り株ではなく、金、銀、宝石で建てなければならない。


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