この年老いた預言者は啓示の高嶺の上に立ち、四百年の暗い谷間を見渡して夜明けを見た。彼はイエスの来臨を告げ、人々を罪から転じさせて悔い改めと神に向かわせようとする一方で、彼らが神を悲しませている事実、神を侮っている事実、背教に陥ってさまよっている事実に注意を向けさせる。その事実のせいで、とうとう神は彼らに二度と語ろうとはされなくなったのである。何と恐ろしいことか!兄弟よ、この午後もしあなたが神を求めているなら、暗闇だけでも恐ろしいと思うだろう。しかし、この暗闇が続いて増し加わって行き、何世紀すぎても神から一言も聞けないと想像してみよ。それこそ地獄であるように私には思われる。間違いなく、それは私には十分に地獄であるにちがいない。全き聖めの祝福を求めていた頃のことを私は思い出す。その頃、私はよく家族から離れ、友人たちから離れ、きらめく星々の下で、巨大なオークの木々の間に行ったものだった。そこはコオロギの歌や、時折夜鷹の悲しげな泣き声しか聞こえない所だった。しかし、それですら私の罪の意識を深めるように思われたし、その時の静けさは私を殺さんばかりのように思われたのである。私は叫び、悲鳴を上げ、地面の上を転がって、神に嘆願した。ああ、身震いするような感覚で何と満たされたことか!何という夜明けだったことか!神が答え始めて下さった時、私の魂にささやき始めて下さった時、東に何という日がさしたことか!私は前のめりになって、神の語りかけに耳を傾けた。ああ、神がわれわれに語って下さるとは、何たるあわれみか!何度も何度も、耳を傾けるようわれわれは命じられている。神に何か言うべきことがある時はいつでも、われわれが細心の注意を払う価値があるものを神は持っておられる。かりに神が今日われわれに天から語って下さるとするなら、それは大いに価値あることである。それがほんの一文だったとしても、われわれはそれを額に入れ、金メッキし、われわれの魂の壁に永遠に掛けるだろう。


オリーブ園クリスチャン古典ライブラリー 本館
オリーブ園クリスチャン古典ライブラリー 本館へ

コメント
トラックバック
トラックバックURL
コメントフォーム
管理者にだけ表示を許可する
プロフィール
カレンダー
07 | 2017/08 | 09
- - 1 2 3 4 5
6 7 8 9 10 11 12
13 14 15 16 17 18 19
20 21 22 23 24 25 26
27 28 29 30 31 - -
全記事表示リンク
検索フォーム
個人のブログに関するリンク集
メールフォーム

名前:
メール:
件名:
本文:

電子書籍
Glorious Secret
ジェシー・ペン-ルイス
「栄光の奥義」


The Cross of Christ
アンドリュー・マーレー
「キリストの十字架」


ランキングサイト
にほんブログ村 哲学・思想ブログ キリスト教へ にほんブログ村 哲学・思想ブログ 聖書・聖句へ

人気ブログランキングへ ブログランキング

ブログのまどランキングへ ブログ王へ

ブログランキング【くつろぐ】

QRコード
QR
カウンター

Page Top
Powered by FC2 Blog | | Template Design by スタンダード・デザインラボ