これに関連して注目したいのは、「まつりごとはその肩にあり」ということである。二十二章二十二節を見ると、ダビデの家の鍵がその肩にあると宣言されているのがわかる。この御言葉が述べているように、「そのまつりごとは限りない」。鍵はかけたり外したりするものである。鍵を所有することは、その資産を所有することである。鍵を手放して資産を手放すことがたまにある。鍵を持つことは所有する権利、出入りする権利、開け閉めする権利を意味する。この引用句は「彼が開くなら閉じる者はなく、彼が閉じるなら開く者はない」と述べている。さて、聞くところによると、昔の錠は大きな木製の錠で、鍵は巨大で同様に木製だったそうである。人々はそれらを肩にかついで運ぶこともあった。そして、人が大きな木製の鍵を運んでいるのを見ることは、その人が宝庫を解錠する権利を持っていること、財宝が保管されている倉庫に立ち入れることを意味した。だから御言葉は、ダビデの家の鍵がイエスの肩にあると述べているのである。これが意味するのは、イエスは天のすべての財宝を解錠できるということ、全資産が蓄えられている所に立ち入れるということ、鍵の開け方を完全に理解しているということである。彼がヨセフの新しい墓からダビデの家の鍵を肩にかついで歩いて出て来られた時、彼は事実上、「来なさい、愛する者よ、あなたを中に入れてあげよう。来なさい、すべて買い取り済みです。どんなに鍵がかかっていても、またどれほど守られていても、私は解錠することができます。私はあなたを金がある所に、ダイヤモンドが輝いている所に、高価な真珠がある所に連れて行こう。来なさい、飢えているなら、私と共に来なさい。そうすれば、私はあなたを食器棚のところに連れて行こう」と仰せられたのである。あなたの魂が願うもので、彼があなたに与えられないものは、何一つ思いつかない。

 来たれ、愛する人よ、彼と共に進もうではないか。鍵は彼の肩にある。天使たちは禁じているように思われるかもしれないし、人々は「主を煩わせてはならない」と言うかもしれないが、彼は「来なさい。私が開くなら閉じる者は誰もなく、私が閉じるなら開く者は誰もない」と言っておられる。神に感謝すべきことに今朝、彼は天の宝物を私の魂に対して開いて下さった!私の心は従うのが何と遅かったことか。神の恵みにより、私は自分の歩調を早めて、以前にもましてこの野外集会を素晴らしい時にしよう。苦しみに召されれば召されるほど、ますます私は供給を見出すようになる。来たれ、哀れな魂よ。来たれ、罪に病む罪人、落胆している人よ。彼は人生を生きる価値のあるものにして下さる。彼は地上の望み無き人々を招いておられる。すべての人が彼のもとに来て、彼に従うようにせよ。彼は今まさに鍵を回そうとしておられる。近々錠が外れて扉が広く開け放たれ、われわれは王の御前に招き入れられるだろう。

 彼に緊密に従って最善のものを得ようと決意している聖徒は、常に少ない。エリシャのように、彼にまみえてその外套を得ようと決意している人は、常に少ない。ダビデの家の鍵は彼の肩にあり、その広い肩の上に王国のまつりごとがある。「神は自分たちのことを手に負えない」と思っているように見える人々がいるのはどうしたことか。彼に機会を与えさえするなら、そんなことはないのである。われわれを創造された方は、われわれを解放して、人生をきめ細やかに導き通すことができる。

 罪人よ、イエスを受け入れよ。信者よ、あなたのペンテコステを探し求めよ。聖徒よ、落胆してはならない。われわれを遣わして真鍮の壁に立ち向かわせる御方は、遅れずに来てその壁を打ち崩して下さる。すべての人が彼を受け入れて、彼と共に歩むようにせよ。あなたの心の扉を広く開いて、祝福に満ちた救い主を招き入れよ。


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