第一は帯である。軍用の帯には三つの目的がある。第一に、近頃人々が着ている緩い衣服を束ねることである。束ねなければ戦いの邪魔になってしまう。第二に、腰を強めることである。第三に、防御や攻撃用に、幅広の真鍮を帯につけることがよくあったのである。エリシャがゲハジに「腰に帯をして、あのシュネム人の家に駆けて行け」と言ったことは、覚えておられるだろう。バプテスマのヨハネは、獣の皮でできた紐を腰に巻いていた。軍用の帯には銀か真鍮の飾りが付いていることがよくあった。われわれの帯は真理の帯である。この帯は緩やかな流れるような恵みを束ねて、戦いのためにわれわれを力づける。「真理」、これこそ聖書を学ぶ学生たちがここで求めているものである。人々がコロラドやクロンダイクで金を掘るように、ここはあなたたちが真理を掘る所である。今われわれは、地的教育から、自分の観念から、偏見から、宗派的性癖からわれわれを救ってくれる真理を得なければならない。いかなる抗議も間違いも生じ得ないものを得なければならない。

 われわれは自分の頭と心と口をこの真理で満たさなければならない。モーセの経綸の下では、人々はこの真理を自分の額や、住んでいる家の前に置いた。至る所にこの真理があった。彼らはこの真理を自分の子供たちに教えるよう命じられた。起き上がる時にこの真理を唱え、横になる時にこの真理を復唱するよう命じられた。間違いなく、彼らは夢の中でもこの真理を携えていた。この真理は一晩中彼らと共にあったのである。

 「義の胸当て」は真の聖潔である。これが心を覆った。とても多くの人が「これは頭のためだった」と思っている。頭のための胸当てなどない。義の胸当ては心のためだったのである。ただこれだけが心を守ってくれるものであり、悪の矢を退けるものであり、サタンの矢に立ち向かうものである。清い心はただ清いだけでなく、強められており、所有されており、守られている。主の御使いが清い心を守っている。聖霊がその中に住んでおられる。清い人々の「周りを主の御使いは取り囲んで」守る。もし完全に聖められていないなら、この働きが完了するまで、あなたは何も手にしてはならない。

 確実に「平和」の靴を履こうではないか。「足には平和の福音の備えを履き」。平和の靴を履いて戦いに行くのは奇妙に思われるかもしれない。これは福音のパラドックスの一つである。われわれは人々と戦っているのではなく、われわれの戦いは罪とサタンに対するものである。われわれは罪を憎む。高所でも低所でも、どこでも罪を見いだすなら、われわれは勇敢に罪を攻撃する。しかしその時、神の平和がわれわれの内にあり、われわれの上を覆っているのである。さて、どんな境遇でも保たれる経験を一度もしたことがないなら、何かが決定的に間違っている。いかなる戦いの時も、われわれの内面は穏やかに保たれなければならない。動揺するのは敵方でなければならない。われわれは優しくあり続けなければならない。宣べ伝え、祈り、歌わなければならない。サタンは四方八方で吠え猛っているかもしれないが、われわれは春の朝のように平安に保たれなければならない。「主はわれらの敵の前に宴を設け」。兄弟、あなたはこの平安を得ただろうか?あなたがメッセージを解き放って、それにより人々が動揺して刃向かう時でも動揺しないほど、あなたは救われているだろうか?この鎧を身に付けているだろうか?快適だろうか?すり切れていないだろうか?不具合があるなら、どこかが間違っているのである。

 次に、剣を持たなければならないことがわかる。われわれは剣の刃ではなく柄を握らなければならない。刃を握るなら自分の身を切ってしまう。柄を握って正しく用いるなら、戦いがどれほど激しくても、勝利を得ることができる。聖霊が支持しておられるこの御言葉は、いかなる諸刃の剣よりも鋭い。愛する人よ、装備している実感をあなたが持つようになるのを私は望む。神の武具をすべて身に付けているなら、恐れるものは何もないし、びくつくことも何もない。落胆した表情をする必要はない。あなたには行動する覚悟があり、鎧を着て死ぬ覚悟がある。ああ、これは素晴らしい特権である。私は前線で最善を尽くし、敵の胸当てに新たな矢を突き立てて死にたい。戦争の用意ができている人は、この学校に何人くらいいるだろうか?難局に直面して生きる覚悟があるだけでなく、無一物で出かけて行って、指揮官なる御方のために喜んで生きもし死にもする覚悟がある人は、どれくらいいるだろうか?

神の聖書学校における説教
オハイオ州シンシナティ

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