「最後に、私の兄弟たちよ、主にあって、その大能の力によって強くなりなさい。神の武具をすべて身につけなさい。悪魔の策略に対抗して立てるようになるためです。」(エペソ六・十~十一)


 戦争という言葉は、恐怖をはらんでいる。この言葉は、恐ろしい、恐怖感を煽る、心を引き裂くようなすべての事と関係している。地球はその中心に至るまでことごとく呻いている。地表は何度も何度も地で赤く染まってきた。やもめの母親たちや孤児たちについて思う時、地上を征服した者たちの足跡である無数の墓――地球をゆうに四百四十回は巡る墓――を思う時、戦争における金銭や流血の出費を測ろうとする時、われわれはほとんど無意識のうちに自分が祈っていることに気づく。人々が自分の剣を鋤に、自分の槍を枝打ち機に打ち変えて、国々がもはや戦いについて学ばなくなる日の到来を求めて祈っていることに気づく。その日が到来しようとしていることを、神に感謝します!

 地上の征服者たちは流血により栄誉を獲得したが、われわれの王、平和の王が到来しようとしており、人間の血を流すことなく地を治められる。

 戦争は恐ろしいことである。世界は銃剣に満ちている。地上の諸国民は、軍服を着た人々の生ける壁越しに、互いに顔を見合わせている。今日、千万の人々が、すぐにでも互いの列に発砲するよう用意を整えている。これはみな罪の結果であり、悪魔の働きである。昨日、私は墓場を歩いて横切った。その墓場には約七千人が葬られており、デイトンの国立野営地にある。その時、私は悪魔が行った恐ろしい破壊について考えた。こうしたことのせいで、数千の人が呻き、泣き、苦しんでいる。この人々のことを思った時、私の心は平和な時、正義の時、水が海を覆っているように主の栄光を知る知識が地を覆う時を求めて叫んだ。神に感謝すべきことに、その時が来ようとしている!この戦争、争い、家庭の争い、国内の諸々の誤解、不親切な言葉、平和を傷つけるものはすべて、神に感謝すべきことに、永遠に終わるのである。

 しかし、われわれは歴史上最大の戦争の中にある。われわれは争いの中で兵士となるよう召されている。この戦いの結果、宇宙の衆群は驚くであろう。無数の世界の住人たちはみな、帽子を脱いで、あなたや私が携わっているこの大きな戦いの結果を目撃するであろう。戦争が恐ろしいものであるように、聖霊はしばしば、地と地獄の軍勢に対するこの大きな戦いにおけるわれわれの戦いの型として、軍事生活、軍事任命、軍務規定を用いてこられた。この午後注目しているこの章で、聖霊は聖書を学ぶ者全員にとって馴染み深い一つの絵図を用いておられる。それを学べば学ぶほど、われわれはますます深くその中に入り込むし、それはますます発展する。また、この戦争は代々にわたる戦いであることに、われわれはますます深く印象づけられる。これは命がけの戦いであるだけでなく、永遠の戦いでもある。神に感謝すべきことに、われわれは十字架の兵士、小羊の従者となるよう召されている。確実に言えるのは、反逆はすべて鎮圧されるということである。また、天であらゆる問題を引き起こして地に投げ落とされ、この世界が味わってきた荒廃や悲しみをすべて引き起こしてきた敵の親玉は、底無しの穴に永遠に閉じ込められるということである。ああ、これはたった千年間のことではない!これは長い時間に思われるかもしれないが、主と共に住んで主を賛美する以外にすることがないわれわれにとっては束の間のことである。神に感謝すべきことに、栄光の福音が永遠に勝利して、悪の力や軍勢が神の聖徒たちをもはや再び煩わせたり狙ったりすることのできない所に閉じ込められる時が来ようとしている。愛する人よ、われわれの戦いは現実の戦いである。軍服を着ているだけの軍隊ではないし、模擬戦でもない。現実の戦いであって、この戦いで成功を収めるには神がわれわれのために備えて下さったものがすべて必要である。自分の軍隊に敵の力を見くびることを許すなら、将軍は決して何も獲得できない。まるで征服して勝利を得ることが些細なことであるかのように、罪とサタンを軽々しくふざけて扱うなら、また、他の敵について話すのと同じようにサタンについて話すなら、われわれは決して何も獲得できない。愛する人よ、われわれには途方もない敵がいる。この敵は全能ではないが、とても強力である。だから、この敵に立ち向かうには、天の武具をすべて身につけなければならない。サタンの鉤爪から守ってくれるのは、ただ神だけである。


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