宗教史上最大の転機

 さて、この手紙の内容をもっとよく見ることにしましょう。この手紙の内容は、おそらく宗教史上最大の転機を示しています。この手紙は多くのことを述べています。宗教史上多くの転機がありました。とても大きな転機がいくつもありました。しかし、この手紙はその中でも最大の転機を示しています。主イエスが死者の中から甦って天に行かれ、ペンテコステの日に聖霊が来臨されるまで、地上には二種類の人々しかいませんでした。全人類は二種類の人々、異邦人とユダヤ人に別れていました。聖霊が来臨された時、第三の種類の人々が生じましたが、その人々は神の観点によると異邦人でもユダヤ人でもありませんでした。その第三の種類の人々とは神の教会です。彼らは異邦の諸国民とユダヤ人の中から取られました。しかし、神に関する限り、彼らはユダヤ人でも異邦人でもありません。パウロが述べているように「ユダヤ人もギリシャ人もない」(ガラテヤ三・二十八)のです。この「ギリシャ人」という言葉は異邦人を示す言葉でした。主イエスが再び来て――主はやって来られます――教会を取り去られる時、それ以外の二者が地上に残されるでしょう。かつて地上にあったものが再現されるでしょう。全世界は再び異邦人とユダヤ人に別れるでしょう。

 ですから、ペンテコステの日に誕生したこのもの、教会と称されているこの第三の霊的に大いに隔たっている人々は、人類史上最大の転機を示しています。その理由及び方法は――教会は地の歴史から出たものではない、ということです。使徒はこのエペソ人への手紙のまさに冒頭で、神はこの世を創造する前から予め教会を知っておられたことを完全に明らかにしています。この教会は超時間的であり、時間と地をまったく超越しています。使徒が明らかにしているように、この教会は代々の時代にわたって存続しますが、依然として超時間的であり、超地上的でしょう。その時代もユダヤ人と異邦人は存続し続けるでしょう。そうです、地上には救われた諸国民がいるでしょう。しかし、この別の存在はまったくこの世と時間の外側の関係の中に有り続けるでしょう。この手紙が述べていることはみな、この特別な部類、この人々、この教会についてです。この教会はこの最上の性格をすべて帯びています。教会はまさに超越的です。教会は神の経綸の中で超越しています。教会は永遠から永遠に至る神のあらゆる主権的働きの中でも超越しているものです。私たちは絶対的に卓越している経綸に生きています――神は諸国民の間から、ユダヤ人と異邦人の中から、教会と称されている人々を召し出しておられます。この教会は「キリストのからだ」です。


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