また、聖所は安全な場所である。王の好意にあずかる時、あなたは王の護衛に守ってもらえる。王と親しい間柄になる時、あなたは王と同じように安全である。王の好意とその微笑みがある限り、王を守るすべての人やすべての銃があなたを守ってくれる。あなたは完全に安全である。

 「聖潔は危険である」「全く聖められることは、とても危なっかしいことだ」とわれわれに言う人々もいる。背高帽をかぶり、白いネクタイを締め、コートにはボタンがたくさんついている説教者たちで、「そんなに高く上ったら落ちてしまうかもしれませんよ。そうしたら、落ちて酷いことになるでしょう」とわれわれに言う人々もいる。しかし、この事柄の根本原理を彼らは理解しそこなっている。聖潔は高く上ることでは全くないことを、彼らは理解していない。聖潔は下に降りることである。下に降りて下にとどまる時、どうして落ちることがありえよう?できるのはせいぜい転がることくらいである。

 実は、人々が聖められる時、彼らはかつて経験したことのない保障、安全、神の保護を経験するのである。この地上を歩む最も安全な男女は、罪から自由な人々、自分の魂の地下室から弾薬の最後の一粉まで取り除いた人々である。地下室に弾薬を保管するのは危険であることを、誰もが知っている。火薬は丸一年そこにあっても無害かもしれないが、いつの日か爆発してあなたの家は粉々になるかもしれない。あなたがなすべき最善の事は、あなたの地下室から弾薬を撤去することである。安全を確保したいなら、そのようなものをすべて取り除かなければならない。全く聖められる時、多くの問題を引き起こす爆発物から解放される。人は全幅の信頼に足る者ではない――その魂が清められ、悪魔のすべてのダイナマイトから解放されて、聖霊に満たされない限り、私は決して人に全幅の信頼を寄せはしない。

 あなたが税金を払う時、「少し高いな」と感じることが時々あるかもしれない。政府の案件を賄うためにこんなに多くの金を支払う必要性が、あなたには分からないかもしれない。しかし、外国を旅行するなら、この政府の力にあなたは感謝するだろう。異国の地にいたとしても、あなたはこの国の保護を受けることができる。星条旗が翻っている所ではどこでも、行儀良く振る舞っている限り、あなたは完全に安全である。それはまさに、あなたがこの国の市民だからである。あなたが天の市民権を得る時、海や陸のすべての人、キリストの指揮下にあるすべての軍艦、天の大砲が、あなたの背後に控えている。たとえ地獄が総力を挙げてあなたに向かって来たとしても、神は――必要なら――天を空っぽにしてあなたを顧みて下さる。あなたは天の王の臣下だからである!

 これは安全な場所である。安全を望むなら、王と友になれ。数年前、アメリカ生まれのあるイギリス人の水兵がスペイン当局によって突然裁かれ、死罪になった。アメリカ領事は「性急な裁判では不十分である」と述べて、イギリス領事と協議し、その人に新たな聴取をするべきであると合意した。スペイン当局は新たに裁判を行うことを拒否して、その人は銃殺のために引き出された。十二人が一列に並んでまさに銃を撃とうとした時、アメリカ領事が歩み寄ってその人の上に「星条旗」を放り投げた。また、イギリス領事も進み出てその人を「英国国旗」で包んで、「撃てるものなら撃ってみろ」と言った。人々は銃を下ろし、その人は新たな裁判を受けることになった。綿の布切れにすぎなかったのだが、その背後には地上最強の二つの国家が控えていたのである。

 血が染みついたキリストの旗で包まれる時、あなたは安全である。なぜなら、悪魔はそれを撃てないからである。悪魔は十字架で、広く開かれた墓で戦った。悪魔はその園で、十字架と広く開かれた墓で、征服された敵になった。あなたがなすべきことは、ただ復活の朝を悪魔に示すことだけである。そうするなら、悪魔は永遠の恥を受けてその頭を隠す。血が染みついたイエスの旗の下にいるなら、天の全衆群が必ずわれわれを顧みてくれる。天の全大砲がわれわれを助けてくれる。神が安全である限り、われわれは完全に安全である。これが異端のように聞こえる人々もいるかもしれないが、そうではない。これは神の恵みの力である。われわれのために開かれた岩の裂け目の中に、われわれは安全に座している。この裂け目の中にとどまる限り、いかなる悪魔もわれわれを傷つけられない。なぜなら、われわれは王の支援と直接的保護を受けているからである。


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