今晩、これらの秘密のいくつかに私はあなたたちの注意を引きたい。その一つは、許し、再生、新生である。新生は、新生した人しか分からない秘密である。シンシナティの通りに出て行き、再生について知らない人をひとりつかまえて、再生についてその人が理解するよう説明を試みてみよ。イエス・キリストご自身ですら、そうすることはできない。彼はニコデモにそうしようとしたが、ニコデモは新生について理解できなかった。新生した人しか理解できない。新生は聖霊によって心の中に啓示される一つの秘密なのである。

 異教世界はこの秘密を知りたがるであろう――罪を取り除く方法を知りたがるであろう。人々は長い巡礼の旅をし、懸崖を歩み、自分たちの子供をガンジス川に投げ込み、自分たちの知っていることは何でも行う。罪を取り除くためにそうするのである。しかし、彼らは許しを得ない。その理由は、彼らには聖書がないからである。

 ヨブは、「人はどうすれば神に対して正しくあることができるのか?」と言った。これが旧約時代の問題であり、当時の問題だった。これはどの時代でも問題である。この問題が、数千の祭壇の煙から立ちのぼり、数百万の犠牲の血により流れ出たのである。「人はどうすれば神に対して正しくあることができるのか?」――これが問題であった。この問題に対する答えはカルバリで与えられた。イエス・キリスト、神の御子が来臨して、この輝かしい秘密をわれわれに啓示して下さったのである。それは、われわれが罪を取り除く方法を知ることができるようになるためであった。人にこれを説明して理解させることはできない――この国で最も頭脳明晰な人、最も論理的な論客でもだめである――再生について人に理解させることはできない。なぜなら、再生は心の中に啓示される一つの秘密だからである。

 二十五年前、私は「自分はとても罪深い」という認罪を心に抱きつつ、古びたクエーカの教会で立ち上がった。私は、「自分はとても罪深い」と言うつもりだった。しかし、立っていられたのは三十秒だけだった。立ち上がった時、私は恐るべき罪人だった。しかし、座った時には聖徒になっていたのである。私は一言、二言告白しただけだった。しかし、天が開かれ、栄光が私の魂にしたたり落ちて、私は救われたのである。そして、それまで犯してきた罪はすべて取り除かれたのである。そして神は、「あなたはまだやり遂げたわけではない」という一つの秘密を、私の魂にささやかれた。人々はそれを理解しなかった。教会員たちはそれを理解しなかった。説教者たちはそれを理解しなかった。ある説教者は私に、「あなたは温室の植物のように、すぐ萎れてしまう」と言った。しかし、神は私の魂に一つの秘密をささやかれた。今日、この驚くべき秘密を理解している人が、国王や王女の中に一人でもいるのかどうか、私は疑う。しかし、私は田舎者にすぎなかったのに、それを見いだしたのである。神がこの秘密を私の魂に与えて下さったのである。私は二十五年に及ぶ夏の焼け付くような日照りと、二十五年に及ぶ冬の冷たい北風とをすべて経過してきたが、いまでも諦めていない。ハレルヤ!

 ああ、あなたがこの秘密を得ていれば、私の話していることがわかったであろう。私がいま話しているのは、聖潔についてではなく、再生についてである――多くの教会員たちが知らないことを話しているのである。彼らは教会に加わり、バプテスマされた。しかし、彼らは経験的宗教について何も知らない。しかし、神はある日私を救い、私に新しい名前を下さった。私はこれを知っており、いかなる大学の教授や神学博士といえども、それを私から奪うことはできない。それは残り続ける。それは主と私が共有している一つのささやかな秘密である。ああ、あなたがこの本物を一度でも得ていれば、私の話していることがわかっただろうに。これは誓約書に署名したり、教会に加わったりする問題ではない。多くの人は教会名簿に名前が載っているが、救いに関する限り、板塀同然である。


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