次に気づくのは、「そのパンは与えられ」ることである。与えられる!パンのために働く必要はなかったのである。ああ、考えてみよ、何と安心なことか!主のために働くなら、主がパンを与えて下さり、しかも注意深くその両面にバターを塗って下さるのである。飢饉に見舞われることはない。熱波が来てもいつ来たのかわからない。ウオール・ストリートの混乱を遥かに超越して生きているので、金が値上がりしても値下がりしても関係ない。必要なものはすべて確保されている。神に感謝せよ。

 「その水は絶えることがない」。彼は純粋な燦めく山水を飲む。その井戸は決して干上がることがない。ご存じのように、雨期しか水がないとても多くの人々がいる。彼らの宗教は「雨期の宗教」である。リバイバル真っ盛りの雨期に救いを得るが、乾期の働きが進行している時にはあまり関心を寄せない。その時、彼らの宗教は役に立たない。ここに「その水は絶えることがない」一人の人がいた。彼は毎年三百六十五日、豊かな生活を送った。神から食物を受ける地点にわれわれが達する時、いと高き神は人々を用いてわれわれに供給して下さり、われわれはその供給を神からのものとして受ける。供給が多くても少なくても、われわれはその供給のゆえに感謝する。神が私の魂を聖めて下さった時からこのかた、私は自分が得たものに不平を鳴らしながら集会を去ったことは一度もない。私は切符代を払う金を常に持っていたわけではないが、神に感謝すべきことがいつもふんだんにあったのである。

 悪魔はこの国の至る所で「正しいことを行うなら飢えるようになる」と人々に告げている。私の会衆の中にある一人の紳士がいる。彼は自分の店でタバコを売る罪を悟るようになった。悪魔や教会の連中の数人が、「タバコを売るのをやめたら、飢えてしまいますよ」と彼に言った。しかし、彼がタバコを自分の店からなくしたところ、タバコなしでも彼の商売は順調にいっている。神が彼に報いて下さったのである。

 妻と私がボストンの特別集会で手伝いをしていた時、一人のパン屋が祭壇にやって来て、まったく聖められた。彼は、土曜日の午後にパンを焼いてそれを日曜日の朝に売ることを常としていた。しかし聖められた時、彼は自分の家に帰って、「もう日曜日にはパンを売らない」と妻に告げた。妻は「あなたは愚か者よ」と言ったが、彼は「私は神と共に歩むつもりだ」と返答して、「日曜日はパンを売りません」という看板を造って掲示した。土曜日に彼は妻に、「自分はこれまでと同じ量のパンを焼くつもりである。神はそれをみな私のために土曜のうちに売って下さると、私は期待している」と言った。すると、土曜の晩にはすっかりパンが売り切れたのである。彼はそのように行い続けた。そして、神は彼のためにパンを売って下さったのである。「キリスト教の諸々の原則に基づいて商売をすることはできない」というのは悪魔の嘘である。商売は可能だし、神と共に歩むことも可能である。正しいことを何でも行うことは可能なのである。

 「彼は麗しい王を見る」。この人は後にあるものを見ることを拒んだことを、あなたは覚えているだろう。少し前に彼の目は閉ざされたが、今、彼は麗しい王を見ている。当時、彼は耳をふさいだが、今、神の御声を聞いている。王が彼の視界を満たし、それより暗い光は輝きを失いつつある。彼は世人の頭上の彼方を見つめて、遥か遠くにある国を仰ぎ見たのである。

 この人は何という聖徒だったことか!これは何故か?まったく聖められていたからである。ペンテコステを受けていたからである。第二の祝福を受けていたからである。あなたがこれを得る時、これは彼にしたのと同じことをすべてあなたにもしてくれる。あなたの歩みを正し、会話を制御し、耳をふさぎ、目を油塗り、両手を清め、パンと水を確保し、悪魔の近づけない住まいを与えてくれる。キリストと共に神の中に隠されている命!ああ、この命は素晴らしい!あなたもこの隠された命を得ることができる!悪魔から遠く離れて、安全な場所を見つけることができる。あなたは今、この隠された命を欲しくないだろうか?


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