「弱いもの」。モーセの杖より弱いものが何かあったか?神はモーセを遣わして、世界最強の帝国に立ち向かわせた。当時、エジプトが世界を支配していた。神が奉仕のためにモーセを欲された時、モーセはある山の後方で羊を飼っているところだった。神は、羊飼いの杖しかないモーセを見いだして、「あなたの手にあるものは何か?」と仰せられた。モーセは「杖です」と答えた。神が「それを地面に投げよ」と仰せられたので、モーセがそうすると、その杖は蛇に変わった。モーセはそれを恐れたが、神が「その尾をつかみなさい」と仰せられたので、神を信頼して蛇の尾をつかむと、蛇は杖に戻った。モーセはその杖を十回エジプトの上に差し伸べた。すると、十回天が分かれて、神はその民の上に裁きを下されたのである。その杖でモーセが紅海の海を打つと、その海は分かれた。その杖でホレブの岩を打つと、巨大なミシシッピ川が流れ出た。その川は、三百五十万人の渇いている人々と、すべての群れを潤すのに十分なものであった。神は「弱いもの」を選ばれたのである。

 ダビデの投石器より弱いものが何かあったか?その投石器は少年なら誰でも造れるようなものだった。ダビデは小川に降りて行き、五つの石を拾って、イスラエルの全軍勢でさえ得られなかった勝利を神のために獲得した。何度も神は、たった一人の人や少年や少女を用いて、民の全軍勢でさえ得られない勝利を得てこられた。神は弱いものを用いるすべを心得ておられる。神は、大麦のパンの塊をミデヤン人の宿営に転がすすべを心得ておられる。神はそうやって彼らを混乱させられたので、彼らは互いに殺し合い、主は勝利を獲得されたのである。

 「ギデオンの三百人」とその武器よりも弱いものがありえただろうか?たいまつと水差し以外に何もなく、たいまつは水差しが壊れるまで輝かなかったのである。土の水差しは今日のクリスチャンの大多数を表している。彼らは聖霊の力によって粉々に砕かれたことが一度もない。しかし、水差しが壊される時、光が輝き出る。そして、明かりしか持たない三百人の人でも、敵を散らして勝利を得るのに十分である。もしグラント将軍が戦いに出たのだとしたら、彼はもっと多くの人を欲したであろう。アメリカの軍隊は、最近の戦いで、それ以上のものを要求した。しかし、神が戦いを戦うことを望まれる時、神は見いだしうる最も小さなものを用いることを喜ばれるのである。

 私には、恐ろしい生活から救われた一人の特別な友人がいる。彼はかつて酔っぱらいで、毎晩路上で寝ていた。朝起きると、その長い髪はまったく歩道に凍り付いていたものだった。しかし神は彼を救い、彼は神のために一万人の回心者を得たのである。彼が救われて聖められた時、彼はa、b、cすら綴れなかった。しかし、彼は聖霊に信頼し、聖霊は彼に読むことを教えられた。そして、彼は読むことを習ったことがなかったのに、ヨハネによる福音書の十四章を読んだのである。私はあなたたちに、クリスチャンらしいしっかりした品格を持つ優れた人々を示すことができる。この人たちは、私が述べている真理を証ししてくれるだろう。私の友人は奇跡的な方法でヨハネによる福音書の十四章を読んだ。彼は魂を勝ち取る素晴らしい成功者である。彼のような人がもっといればよかったのに。彼は私が知る誰よりも、高く飛び跳ね、大声で叫び、神のために魂を勝ち取ることができる。神は弱いものを用いるすべを心得ておられる。私はこれに「アーメン」と言う。

 「推薦帽」をかぶった人を神が選ばれることは滅多にない。自分の身の丈を一キュビト伸ばそうとする人々に処するすべを、神はまったく知らない。しかし、弱いものと共に働くすべを神はご存じである。一匹の芋虫に処するすべを、神はご存じである。なぜか?芋虫には背骨が無いからである。「私は芋虫で山々を粉々にすることができる」と神は仰せられる。しかし、神はあなたでそうすることはできない。なぜなら、あなたはヤード尺を呑み込んでいて、頑なで頑固で高慢なままうろついているからである。あなたは自分自身の意のままに歩んでいて、神の義に服していない。神はあなたではどうしようもない。しかし、もしあなたが弱くなることを望んでいれば、神はあなたを用いることができたし、用いようとされたであろう。


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